成長と旅立ち
1-1 新しい生活
この体で意識が覚醒してから一日がたった。まあ、一日と言っても起きてたのはほんの少しだけで特に何も出来なかった。
これからは自分のことと身の回りのことを調べるために少ない時間を使おうと思う。
まずもう一度自分自身の体の確認。
あーはいはい、僕の夢の一つは消えました。
気を取り直して周囲を見渡してみる。
ここにあるのは、今僕が寝ているベッド、タンス、鏡台、椅子に机がある。
それは全部白色で、清潔感がありとても高そうに見える。
そして鏡台は目の前にあり自分の容姿を確認することが出来た。だけど僕がその鏡台を見てそこにすごい可愛い美少女がいた。いつの間に、と思っていたけど自分が動くのにつれてその子も動いた。
(え!これ自分か?めっちゃ可愛いじゃん!)
その容姿は、まだ幼いながらも白銀色の髪に整った顔立ちで僕が今まで見てきた中で1番可愛かった。
少しの間自分のことを見ていて自分の年齢が4歳くらいだということがわかった。
この時僕のことを殺した女神(?)さんの言っていたことを思い出す。
(たしかステータスを開いてチートを確認しろと言っていたな)
だけど僕はそのステータスの開き方を知らない、はずだった。
急に、頭の中にステータスの開き方が思い浮かんだ。
(ステータス)
すると目の前には青白い板のようなものが現れた。
Lv1
名前︰シャルティア・テスカトル
職業︰無選択
選択可能職業︰魔法使い見習い Lv1
HP
100/100(+2,000)
MP
85/85(+2,000)
攻撃力
35
防御力
30
敏捷性
30
スタミナ
30
スキル
魔力制御 詠唱省略 魔力回復上昇
基本魔法適正 光魔法適正 闇魔法適性
空間魔法適性 時空魔法適性
召喚魔法適性 認識魔法適性
治癒魔法適性 魔法耐性
神眼 魔眼 読心 獲得経験値上昇
加護︰女神の加護
称号
なし
なんか凄いことになってた。HPとMPのプラス値がおかしい。女神の加護の仕業か?それに魔法の適性の数がやばい。神眼、魔眼ってなに?読心って何?
分からないことだらけだ。でもLv1でこれだと、成長後の上がり方に期待が持てる。
(僕の名前はシャルティアか、よし覚えた)
「ティア起きてるの?」
(誰だあの人?)
扉を開けて話しかけてきたのは高貴な人が着ているような服を着た、大人の女性だった。
「ティア、目が覚めたっぽいね。ほらおいで、今からお父さんのお仕事を見に行きましょ」
(この人は僕のお母さんなのかな?お父さんの仕事か、よし行こう)
「はい。分かりました」
また、頭の中に言葉が浮かんだ。
僕の意識がなかった頃の記憶を思い出した。
2歳くらいの頃から文字の読み書きと礼儀作法を覚えていた。経済学も勉強していた。
お母様に付いていきながらお父様の仕事を見ている。
この時僕の、、私の家族のすごさを思い出した。まず私の家族はテスカトル家で王家であること。
(私が次期王女になるのか。ま、それはおいとくとして)
「お母様、私に魔法を教えてください」
「魔法?別にいいわよ」
(やった!これで私も魔法を使えるようになれる)
「じゃあ、明日から魔法の練習を始めましょうか」
「はい!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます