3-5 日本での称号

早速机を1個置いて椅子を2つ用意してそこに座る。


「じゃあまずは宣伝をしようと思うの」


「宣伝?どこかにはる場所はあるのでしょうか?」


「もっちろーん!この私にまっかせっなさーい!」


「じゃあ宣伝用のビラを書きましょう」


私が提案すると朝倉さんが紙を持ってきてくれた。


そこに2人でいろんなことを考えながら文字などを書いていく。


『新部活動


なんでも解決部

あなた方の悩みや相談を可能な範囲で解決していきます。(`・ω・´)ゞビシッ!!

時間帯は放課後、場所は3年1組の隣です。

٩(๑·_·๑)


部長

シャルティア

副部長

瑞希


どんなことでも待ってます。私たちに手紙を送ってくださいね。』


そして出来たのがこれ。なかなかいいできだ。


「みずきちゃんうまく行ってよかったです」


「じゃあこれ印刷してくるねー」


「わたしがやってきますよぉ」


朝倉さんが変わりに行ってくれた。優しい人だ。


ここで私は今日の朝になんで途中でどこかに行ったのか聞いてみることにした。


「みずきちゃん。なんで朝ひとりでどこかに行っちゃったの?」


だいたい予想はついている。休み時間の時に神様にストーカーの居場所を聞いてみたら、もう大丈夫だと言っていたのだ。


「あははー。朝、私たちのことをストーカーしていた人がいたから捕縛したんだよー」


「え?本当に?だ、大丈夫だった?」


「そんなおどおどしなくても大丈夫だよ。

隠しカメラ持ってたからそれを取り上げてデータをパパに送って連行されていったはずだよ。

ちなみに私のパパは警察官の社長さんだよー」


「はー、それなら良かったです。

今度はそんな危ないことはしないでくださいね」


父親が警察なら大丈夫だろう。それにしても大人の男をひとりで倒すなんて、どんな手を使ったのか。


まあ、無事ならそれでいい。


「ティアちゃんに危害が加わらないようにしただけだよ。それにティアちゃん可愛いからストーカーが多いいと思うよ。

その分私が倒せる相手が増えて嬉しいんだー」


みずきちゃんが言うには母親は合気道の師範代らしい。


なんていう家系だ。


そんなことを考えていると朝倉さんが戻ってきたので私とみずきちゃんで掲示板に紙を貼り付けていく。


「やっと貼り終わったね。

じゃあ次は配りに行こっかー」


「具体的にはどこに配るのですか?」


「それはねー…」


そしてその後みずきちゃんに言われた通り全員の下駄箱に入れていく。


みずきちゃんが言うには下駄箱に入れれば絶対に目に入るということらしい。


なかなか頭がいいなー。と思った。


その日はビラを配るだけで最終下校時間になってしまったので一緒に帰ることにする。


「みずきちゃん、私あなたの父親にお礼が言いたいのだけれどいいかな?」


「お礼?ああ、ストーカーの事ね。今日は早くに帰るって言ってたから大丈夫だよ」


「ありがとうみずきちゃん」


そしてマンションについて隣の部屋に向かう。


「すいません、みずきちゃんの「親友!!」のシャルティアです」


私が友達と言おうとしたらみずきちゃんが言葉をかぶせてきた。


(親友、親友になっていたんだ、、嬉しいかも)


「本当か!」


ドタドタと慌ただしい足音がして、扉から威厳がありそうな男性が出てきた。


「あなたがみずきの親友かい?」


「はい。今回は今朝にストーカーを捕まえてくれたことに礼を言うために来ました」


「うぅ、ついにみずきに親友が、、今まで合気道に打ち込んで、可愛い容姿をしてるから下心を持った糞どもが近づいてくるけど今回は嬉しい限りだ」


「あ、あはは。それは、ありがとうございます」


こんなことで動揺していちゃ王になった時にやっていけない。


これからはもう少し耐性?的なのを磨こう。


「ああ、ストーカーなら問題ないよ。

それにそのストーカーがこの前に少女誘拐事件を起こしたものと同一人物だったから嬉しい限りだね」


「それは危なかったねーセーフだティアちゃん」


「うん。良かったですみずきちゃん」


これで一安心できた。その後みずきちゃんと分かれて自分の部屋に戻った。


『赤毛の神様、この世界で魔法を使っていいですか?後は魔法を他人に教えてもいいでしょうか?』



私はこれからもこんなことがあったら困るので魔法の許可をもらう。それとその魔法を見られても説明できるように許可をもらう。


数分で返信が来る。


『オッケーだよー。

ちなみにまだ君のことをストーカーしている人は沢山いるからじゃんじゃん捕まえていってね。たのんだぞ!

by赤毛の神様』


どうやら全部おっけーらしい。案外適当なのかな?


まあそんなことは気にせずに探知系魔法を常時展開しておく。


その後お風呂を入る時間がまだ早い気がしたのでHPポーションを作っていく。


これはみずきちゃんに何かがあって私が魔法を使えない時のためのものだ。


でもその後アイテムボックスを調べたら腐るくらいたくさんあってびっくりしたのは秘密だ。


お風呂に入って少しぼーっとしてから上がる。


自室に向かう途中に探知魔法に反応があったので、その人の意識を認識魔法で狩りとってカメラを出した状態で、匿名で警察に電話をしておく。


数分後にその男が見つかり即連行されたのは言うまでもない。


その時違和感を感じたのでステータスを確認しておく。


Lv80


名前︰シャルティア・テスカトル


職業︰学生


選択可能職業︰魔法使い、槍士Lv1、賢者


HP

8000/8000(+2,000)

MP

無制限


攻撃力

58

防御力

60

敏捷性

72

スタミナ

83

筋肉量

29


スキル

魔力制御 無詠唱 魔法威力上昇

全魔法適性 敵対魔法無効

魔法作成

神眼 魔眼 読心 獲得経験値上昇

危険察知 生命探知 魔力探知

知覚操作


加護︰女神の加護、戦乙女の加護、火の精霊王の加護、獣人の加護 森人の加護


称号

聖女、賢者、英雄、神殺し、正義の使徒



称号に新しいものがついていた。


多分悪いものを処分したからだろう。違和感はこれだった。


それに職業が変えていないはずなのに学生になっている。職業かはわからないけど、外はなさそうなのでそのままにしておくことにした。


謎?も解決したので今度こそ眠ることにした。

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