お盆前
「お暑う御座います」
私が住んでいる田舎の時候の挨拶です。
いや、夏男の私にとってもこれは本当に猛暑酷暑です。
前回、お墓参りのお話を書きましたが、本日もお墓参りです。
って、今夏、三回目のお墓参りです。
何故に、何回もお墓参りをするのかというと、厳密には、お墓掃除に行っているのであります。お盆の8月13日にご先祖様がお墓に戻ってこられて、家族親族らがお墓にご先祖様を迎えに行き、家まで連れてきて、16日のお昼まで一緒に過ごす。これが、一般的なお盆の風習だと思われますが、私の家もご多分に漏れません。
余所さんなんかだと、13日にお墓に行って掃除をして、それからご先祖様と一緒にお家に帰る、なんて方が多くいらっしゃいますが、私の家は、いわゆる本家筋でありまして、世間(実家の街以外の遠方の街)に住む親族親戚のお墓も私が掃除をしているのであります。その数、犬の墓なんかも含めて9基もあり、13日当日にお迎えに行くついでに掃除する、というわけにはいかんのであります。大小ありますが、掃除し終わるのに、墓石1基当たり1時間強掛かりますので全部終わらせるのに10時間位掛かります。この炎天下でありますので、3回に分けてやっています。
持ってきた2つのバケツに水を汲んで、昔ながらのタワシで墓石を擦って苔や汚れを落とします。酷い汚れは研磨剤なんかを使ったりしたことがありましたが、墓石が妙に白っぽくなってしまうので、水洗いに留めています。
玉砂利なんかが敷いてある立派なお墓は、ほうきで落ち葉や土砂を掃いたり、玉砂利の中に入り込んだ杉や槙の落ち葉を手で取り除きます。2つバケツを持って行っても3回は水を汲み直しますので、お寺の水道と行ったり来たりもなかなかの労苦です。
ペットの犬のお墓はさておき、皆、ご先祖様ですので、暑い日中に難儀なのですが年1回位は綺麗にして差し上げます。
だからといって、取り立ててご利益があるわけでもなく、ご先祖様に喜ばれたりするかどうかも想像の域を出ません。
さて、日陰での休憩時間も終わりです。
あと2基掃除をしてお盆前の恒例行事を終わらせたいと思います。
しっかし、ほんと、あっちぇ~よ('◇')ゞ
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