2019年3月
僕の悩みとあこがれ
僕が 詩の存在をはっきり知ったのは
小学生のころで しかも 国語の教科書に載っていた詩だった
題名は忘れてしまったが
学校の帰りに 電車に乗った少女が
何度か席を譲ったけど
最後は席を譲ることなく うつむいていた話で
ある著名な作家が書いたものだったと思う
担任の先生は 僕たちにいくつかの質問をした と思うが
僕が覚えているのは 最後の質問だ
「うつむいていた少女はどんなことを思っていたでしょう」
そのとき 僕は 強烈に思った
「先生は どうして こんな言いにくい 恥ずかしいことを答えさせるんだろう」
少女の気持ちを 天使のような顔で手を挙げてみんなの前で語る自分を想像しただけで
とてつもなく 恥ずかしかった
それから しばらく 僕は 詩が嫌いになった
学校の国語の大きな目的のひとつが
作者の意図や心情を考えることだろうから
先生の質問は まさに その真髄をついたもので
先生は まちがっていない
そして そんな経験のひとつひとつが
確かに 僕らに読む力をつけてさせたんだろう
だけど
今でも 事 詩に関しては
うまく 感想をもてずにいる
また このコミュニティで 的確なコメントやレビューを書ける人をうらやましいと思う
僕は なかなか うまく表現できない
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