2023年12月
新型コロナウイルスで療養している間に観た映画
昨年5月に引き続き、このクソ忙しい年末期に2回目のコロナに感染してしまいました。
最早、今のが何型なのか知りやしませんが、感染経路の心当たりはあります。が、あれで、感染したのであれば、その感染力は相当なもの、とお知らせしておきます。
とにかく、5日間、職場に行けずに自宅療養でした。熱と関節痛に悶絶しましたので、本を読もうにも本を支えることすらままならず、昨年の時は隔離部屋にあったテレビも親父様に譲ったので、もっぱら、ポータブルDVDプレイヤーの小さい画面で映画を観ていました。
棚つか、いわゆる、棚からひとつかみで観た映画は以下(観た順)の通り(若干のネタバレを含みます)。
「地獄の黙示録」(1979)
苦しみがピークの時になぜにこれを最初に選んだのか。最早、熱で我を見失っていたのでしょう。主人公を乗せた哨戒艇がヌン川をひたすらさかのぼっていくのに合わせて眠れる、と踏んだのかもしれません(^^;
観たのは4〜5回位だと思いますが、あんなに酷くてグロい作品にもかかわらず、時折、観たくなるから不思議です。
「アニー・ホール」(1977)
だいぶ前にBS-2で放送されたのを録画していましたが、今回、初観でした。
ウディ・アレンの台詞はとても面白かったし、主人公の気持ちにも共感できたけど、いかんせん、ウディ・アレンの台詞が早口で文字数が多いから映像よりも字幕を読んでいる時間が長かったような気がします(^^;
「2010」(1984)
本当は、「2001年宇宙の旅」を観てからにしようと思っていたけど、自分の具合の悪さを鑑みて、結末がスッキリしている方だけ観ることにしました。これは、5回目くらいでしょうか。
冷静に考えると、木星に行ったあの方たちは、ディスカバリー号を直した以外、これといって大したことをせずに帰還しています(^^;しかも、直したディスカバリー号の使われ方が…
チャンドラー博士とHALの会話のシーンが肝ですね。どんな質問にも即答するHALが、少し間をおいてから答えるシーンがたまりません。
「L.A.コンフィデンシャル」(1997)
これは初観です。
ストーリーとすれば面白いですが、いかんせん、中盤までなかなかストーリーが進みません。後半の盛り上がりはなかなかのものだけに、少し残念。登場人物の顔が出ないまま名前だけを語られても「え~っと、あの人だっけ?それともあの人?」みたいに混乱してしまうのは私の覚えの悪さが所以、なんでしょうね~(^^;
「夜の大捜査線」(1967)
これも初観。
てっきり、アカデミー主演男優賞はシドニー・ポワチエだと思い込んでいました。黒人差別が顕著な南部の田舎のお話ですが、これは、邦題に難ありです。いくらなんでもあんな田舎で「大捜査線」は言い過ぎでしょう。ポワチエ刑事があの犯人をいつ、どうやって特定できたかも謎のままです。
「明日に向かって撃て」(1969)
何回目なのか記憶にないです。
相当回観ていますが、何回観ても結末は変わりません(当たり前)。だけど、観る度に「今度は違う結末になるんじゃないか?」という淡い期待感を持ちながら観てしまいます。
今年、私の中で生まれた命題「リアルでは悪人を許せないのに、フィクションなら悪人のストーリーを楽しめる謎」を地でいく映画です。
「戦場にかける橋」(1957)
初観だと思っていましたが、観ているうちにいろいろと思い出したのでおそらく2回目。
ストーリーは単純ですが、観る人によっては展開が遅く、ジリジリするかもしれません。確かに「このシーンいる?」みたいなのはありますが、私はそんなに嫌じゃありません。映画を1.5倍速で観るタイプの人にはお勧めしません。有名な「クワイ河マーチ」だけが妙に爽やか感を醸し出しています。
「えんとつ町のプペル」(2022)
初観でした。
最初、「ちょっと違うよな…」とか「もうちょっと丁寧な描写がいるでしょう」みたいな感じがして途中でやめて替えようかと思ったのですが、結局最後まで観ました。で、観て正解でした。ツッコミ所はいろいろあるでしょうが、私は素直に感動しました。
「ポセイドンアドベンチャー」(1972)
これも何回観たか不明。
毎回、観るたびに犠牲者が出ないことを祈ってしまいます。
そして、毎回、思うのは、最初の選択の場面(牧師についていくか、パーサーの指示に従うか)で、自分ならどうするか?です。昔の私なら牧師についていかずに留まるだろうと思います。
日本の学校教育って、ほぼ、パーサーの指示に従ってその場にステイ、を教えると思います。でも、それでは遅い、もしくは、間違い、という場合もあります。
ただ待っていても、ただ様子を見ていても、それはむやみに時間を浪費させているだけ、そして、手遅れになる時間を早めるだけ、という場面を人生の中で何度か経験したことがあります。
そういう判断を迫られる時に、この映画を思い出して躊躇ない判断を下すことを心掛けています。
ただし、なんでも、待たずに前に進めば良い、というわけではないですけどね^^;
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