Q8 ささやかの書く詩はなんで変なんですか?

 あなたの社会不適合者、ささやかです。べ、別に養ってくれてもいいんだからね!


 というわけで今回は小説から詩へ一度舵を切ってみようと思います。

 カクヨムでもなんでもいいですが、ちょっと詩をひっぱってみればわかるとおり、私の書いている詩と他の人の書いている詩はだいぶスタイルが違うわけです。私の詩はざっくり言って、①文字数が多い、②短いセンテンスを改行して連ねずにそのまま文章にして書く、③書き方がストレート、④心情中心主義、⑤ひたすら鬱屈、という特徴があります。

 このうち、④と⑤は他の創作にも該当するので、詩特有となると①と②と③が残るわけです。ここらへんを説明するのは、おそらく私が詩を書くまでにあたっての影響を受けたモノをたどって説明したほうがわかりやすいかなと思うので、次回これについて書こうと思います。というわけで今回は代わりに私の現在の詩に対するスタンスを一度ここで示しておきましょう。


 まず、前提として私は詩が読めません。

 いえ、そりゃまあ詩どころか文章をロクに読まないぜみたいなタイプよりは読解力ありますし、もしかしたら平均よりは文章への感受性は高いかもしれないですよ。でも、それだけです。

 私にも(こういうと少し小馬鹿にしたようなニュアンスになってしまいますが)単に心情を綴ったポエムは読めます。けれど、きちんとしたテーマをもって暗喩のような表現技法を用いた詩となると理解できないことがあります。というか殆どそうです。

 詩というのは細やかな感受性を高度な文章技術に基づいて表現するものであるとすれば、それを読む側にも一定の能力が求められ、それがない者は理解も感動も難しいってことになります。

 私はそれが嫌だなーって思うのです。だって詩がもしもそういう困難性を有するモノだとしたら、私はその素晴らしさを感じることができない側に弾かれてしまうから。

 私は思うんですよ。過去の純文学から脈々と派生してライトノベルができたように、詩だって正統派からライトノベルのような一種の「軽さ」を持った詩があってもいいじゃないかって。そんなわけで、私が目指す詩は、そういう「誰が読んでもわかる詩」です。そしてそれが読み手に刺されば最高です。

 でもまあだからと言って、全く比喩とかを使わないときちんと詩にならないんですよね。匙加減が難しいところです。


 

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