魔導少女の愛する日常 ~魔法少女オタクの俺と日常に疎い魔導少女~
五作目は、青野瀬樹斗さんの作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885624431
この作品は、僕が読んだ時点で四〇万文字を突破している大作で、すべて読んでからの評価は難しいと感じてしまいました。作者さんゴメン許して……。
とりあえず、一〇万文字以上は読んでから評価をしていますので、勘弁してくださいね。
この作品は、主人公が、異世界からくる怪物と戦う少女、通称『魔導少女』の日常指導係という役目を負って、周りの人たちとともに成長していく物語です。一言いいます。
……めちゃめちゃ面白いやん。これ。
どうアドバイスなんてものをしてよいのか悩むくらい、僕はドはまりしました。ええ、そりゃもう夜更かしして読みましたよ! 作中の設定の細かさ。厳しい現実。少女の謎、疑問。全てがすべて絡み合って、極上の煮込み料理を完成させています(何言ってんだ僕)。これが、いまだに星一五というのが、理解できないですね……。やっぱり、埋もれる作品ってあるんだなぁ。僕の完全欠陥吸血鬼なんて、こんなのの足元にも及ばないのに星二〇超えてるからね!? この作品は、もっと伸びるって!
ちょっと、雑な言葉が入りましたことをお詫びします。
さて、とりあえず良い点をあげましょうか。
まず、主人公の心情描写が、えげつないほどにうまいッ! しっかりと伝わってくる『熱』というものがある。まっすぐで純粋で、それでいて折れない行動力のある主人公の心象が、ものすごく残酷な展開のカタルシスを増幅させています。かなり勉強されたのでしょうね。いや、才能か。ギャグシーンも、非常に凝っています。ちょっとしたら見落としそうな細部で、くすっと笑わせるところとか、よくできてます。
うーん。改善点ですかぁ……。僕なんかが出すのが、はばかられるくらいなんですけど。出すもんは出さないとなー。
個人的には、キャラクターをもっと出してもいい気がします。この作者さんは、話の風呂敷を広げてもちゃんと回収できる人だと思います。魔法の種類とかいろいろなものを増やして、世界観を複雑にする。あと、……実は怪物は人間の成れの果てで、それは魔導士が魔法を使うごとに……。みたいな、絶望系の展開を含めた伏線を入れるのもありかな、と。設定は、こってはいるのですが、ちょっとこの作品の傾向にしてはこじんまりとしているのかも。もっともっと世界観を広げても大丈夫ですよ!
では、ここらへんで。フォローさせて、これからも未読部分を読ませていただきますね。更新も楽しみにしております。
このアドバイスを受け入れるかどうかは、あなた次第です。
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