5……K-sukelemon杯　2020冬期

　三三作品目は、ビトさんの作品です。

　うーん、これまた小難しい作品を持ってきたなー、と感心しましたね。解釈が難しい！　ちゃんとじっくり読まないと何が起こっているのかさっぱり理解できないから、確実にWeb向けではないでしょうね（笑）。

　それだけ濃密に複雑な情景を描写しているので、ほんのりとオリジナリティが香ってきます。あと、大切なのは。

　この作品は、かの有名な『魔法少女まどか☆マギカ』の二次創作として書かれたものが、プロトタイプにあたるということです。

　設定、世界観、キャラクター、ストーリーの流れ。随所に、本編を彷彿とされるものがありますね。ただ、単にそれだけじゃなくて、形式的な面よりも、どちらかと言うと全体を総合してみたときの雰囲気、がそのまま、まどマギなのです。

　きちんとあのアニメの精神が受け継がれている、と言うところでしょうか。本編に対するオマージュなどにもニヤリとさせられます。

　ただ、さっきも言ったように異色と言えば異色なので、たくさんの人にお勧めできるかと言われたら、まあしにくいでしょうね。これはメリットでもありデメリットでもあります。

　さてさて、アドバイスですが、そうですね。

　僕の好みに近づける、という方針でいくならば、難しいとは思いますが……。あえてもっとまどマギから離れてみるのはどうでしょうか？　貴方自身の色をもっと濃くするのです！　現在裏でゆらゆらと感じられる、あの小説独自のエッセンスが、僕は大好きです。ぜひぜひ、試してみてください。

　アドバイスを受け取るかはあなた次第です！

　企画の参加、あらためてありがとうございました！

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