異世界人として生きるのは

 三二作目は、琴張 海さんの作品です。

 僕より力量がはるかに上だと確信しました。理由は以下で述べます。今回の目玉作品です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887160538


 えー、まず。一つ言わせていただきたいのが……。

 『くどいくらいに現実味がある!』

 くどいというのは、誉め言葉です。

 この作品。主人公が異世界に転移する、所謂『テンプレ』かと思わせておきながら、すさまじいぐらいに『真面目』です。なんか、空想の産物という気がしません。ノンフィクションなの? ってぐらいに、現実味がある小説です。

 普通、こういう剣と魔法とか、モンスター、人外なんてお話は、その特徴として、『いかに現実からかけ離れているか』みたいなところを楽しむのがあるのですが、この小説は、『異世界ファンタジーの皮を被った現代ドラマ』といっても過言ではないくらいに骨太、毒々しいです。

 分かり合えない種族。皮肉な人間の愚かさ。

 そういうものがテーマなのですが、なんか、僕の語彙力では表しようがありません。読んで←


 えー、アドバイスですか?

 そうですね。単純に描写が僕の好みからちょっと外れているのかな? でも、直す必要はありません。どんな描写がドストライクなのかは、過去の大賞受賞作を見てくだされば、分かりますので。

 クセは少なめ、でもしっかり実力派。


 企画の参加ありがとうございます。たまにはこういうのも乙なもんです。

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