Another Face

 こんにちは。K-sukelemonでーす。

 三作品目は、蔵居海洋さんの作品です。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886103605


 この作品は、僕が書いている完全欠陥吸血鬼に、雰囲気が似ていますね。人間VS人外でしょうかね。ダークファンタジーには定番の構成ではありますが、しっかりとした骨組みを持ちつつ、細かな世界観もよく作られている、という構成だと思いました。


 まだまだ連載が始まったばかりの作品ですが、現時点での感想と申し訳程度のアドバイスを送らせていただきます。


 では、まず良い点から。登場人物の心理がよく伝わってきます。心情描写というものは、やっぱり言葉を選ぶのが難しい部類なのですが、そこがよく作られています。

 もう一つは、やはり重厚さですね。物語中での戦闘の描写が、僕は好きです。


 で、改善点ですね。うーん……。まだ書き始めたばかり、ということもあってか、若干キャラクター付けが甘い気がします。特にこのような先が見えにくい群像劇のような作品だと、序盤での登場人物の印象付けが難しくなってしまいますね。世界も(おそらく)現代日本を舞台としているようですし、もうちょっと『突飛な要素』を追加してみてもいいんじゃないでしょうか?

 あと、作中での現実を超越した存在が、若干少ないように感じます。獣とか、パワードスーツ、とか魔人ですね。もうちょっとファンタジー感を出してみてもいいんじゃないでしょうか? それこそ、架空の薬品などをもっと出して、それによって生まれるモンスターをジャンル分けするとか。


 まだ、これと言った絶望感は味わっていませんが、これから落ちるんだろうな……、上げて落とす作戦なんだろうな……。なんて、推測してみたり。


 絶望展開お待ちしております。ではでは。


 このアドバイスを受け入れるかどうかは、あなた次第です。

 

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