3……K-sukelemon杯 2019冬期
敗者の街 ―Requiem to the past―
二三作目は、 淡月悠生さんの作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887554652
めっちゃ面白いのですが、まだ僕には難しかったようです……。でも、雰囲気はしっかりと伝わりましたよ!
企画が始まる前に読ませてもらった作品なのですが、今回の企画に参加してくださいました! わーい!
いいところ。人物の掘り下げが上手なのです。めっちゃわかりやすいというか、複雑怪奇な部分を醸し出すそのテクニックが秀逸。特にね、カミーユと言う人物が個人的には好きです。皆さんも読んでみれば、推しが見つかるでしょう。
そして、場面場面の重厚さも際立っています。僕が書いているのと同じ群像劇ですからね。全体が無秩序に動く感じの物語なのですよ。各々の過去が明らかにされていくサスペンスな展開が、心のワクワクをくすぐります。
アドバイスですか。そうですなぁ。ところどころ、作者さんも自覚されているようなのですが、読者が場面の移り変わりを理解できない部分が、個人的に多いように感じるのです。それはそれで、重厚さがあるのだから、いいのですが。スピード感を出したいときや、心を掴む展開をけしかけるときには、逆効果になってしまいます。
説明をしすぎずに、あえて会話文を詰め込んだりすることによって、もう少し一般的な読者にも受け入れられやすくなります。
あとそれから、物語自体のアクが強くなる設定ですので、中和したいのであれば、ごくごく平均的な人物(何処にでもいる平凡な高校生、みたいな感じの)をいれて、視点人物にしたり、なんてことをお勧めいたします。
では、企画の参加、ありがとうございました!
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