イコル~史上最悪にして最高の40日間~
遅くなりました、まだ書きますよ! 続いては荷葉詩織さんの作品です。読むのが遅くなってごめんなさいです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886142014
この作品は、読者の読む力が必要です。どんどんストーリーが、『何重にも重なって』進行するような作品です。現在は完結している作品です。続編が出ない終わり方になったので、結構残念です。もっと読みたかったなぁ……。残酷なシーンとかも結構あるんですが、純粋な異能力バトルの感じがして、とても力量を感じさせられました。ええ、そりゃあもう、圧倒されましたよ。ここまで『小説』を、『文章』を極めることができるのかと、ね。純文学じゃないんですけど、凄いです(僕の語彙力……)。
さてさて、良い点ですね。さっき挙げた通りでございます。とにかく小説としての完成度が高いです。新人さんとかは特に読むべき一作です。戦闘シーンの回りくどすぎない文学的表現。人物のエゴを描く技法。物語の細胞一つ一つが生き生きとしたまま最後に移り、あっけなく物語が終わっていく。王道を極めれば、きっとこんな作品のようになれるのでしょうね。作者も結構なベテランさんのようですし、読み、書いた経験の賜物といったところでしょうか?
で、改善点? そんなものないよと言いたい。でも、『リベラル派』の僕から一つだけ伝えたいことがあります。
「もっと、めちゃくちゃで、ええんやで?」
ここは、web小説界です。書籍化とかpvを気にするのは分かりますが、あまりにも完成されすぎていて、読者が頭の中で遊べません。しいて言うなら『俗世』が足りない。まあ、もちろん、こういう作品が書籍化されるのは当然なんですがね。
もっともっと、メチャクチャになってもこの作品は輝けます。いや、むしろ多少のミス覚悟で、挑戦してみてください。新人さんにはぜひとも参考にしてもらいたい作品ですが僕は、貴方の、もっと遊んでいる姿を見て見たい。これは僕の完全な願望です。
以上です。このアドバイス(?)を受け入れるかどうかは、あなた次第です。
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