概要

皇子アルヴィン、頭蓋骨を盗まれ【怪物】となりて。
 猶予は終わった。これは人類存亡をかけた、最初で最期の『神々との戦』その最前線での記録である。

 国と国とを隔てる雲海を、飛鯨船(ひげいせん)が征するようになって幾星霜。
 かつて世界は一つきりで、神々の戦争で二十に切り分けられたというけれど、神様の名前なんて魔法使い以外はもう誰も覚えていやしない。
 そんな神秘の魔法使いの国だって、鎖国を解いてからは留学がトレンド。
 巨神を先祖にいただく皇子アルヴィンもまた、異母兄姉にコンプレックスを持つ『特別になりたい少年』でしかなくって、けして『選ばれしもの』ではなかったのだ。

ーーーそう、その日までは。

 多重海層世界。
 世界を鳥瞰した学者たちは、列なる二十もの海と大地を、そう定義した。
 魔女の予言が残った最下層、フェルヴィン皇国の末皇子…続きを読む
  • 残酷描写有り
  • 暴力描写有り
  • 連載中226
  • 728,129文字
  • 更新
  • @rikuiti-june
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