概要
いじめられっこと幽霊少女。ある冬の日に、二人は出逢う。
佐江島伽奈(さえじまかな)は、高校二年生。
彼女は虐めに真っ向から立ち向かいながら、ゴシックロリータを身に纏い、自室でひとり手首を切る。
町久仄(まちひさほのか)は、高校三年生。
彼女は屋上から飛び降りて自殺した。にやにやと笑みを浮かべながら、美貌に似合わぬ毒を吐く。
鬱屈した日々を過ごしていた伽奈の元に、ある時唐突に幽霊となった仄が現れた。
互いに異なる傷を抱えた少女たちの行き着く先は――
※虐め、自傷行為の描写がございます。苦手な方はご遠慮ください。
※この小説は試験的に『小説家になろう』にも投稿しています。
彼女は虐めに真っ向から立ち向かいながら、ゴシックロリータを身に纏い、自室でひとり手首を切る。
町久仄(まちひさほのか)は、高校三年生。
彼女は屋上から飛び降りて自殺した。にやにやと笑みを浮かべながら、美貌に似合わぬ毒を吐く。
鬱屈した日々を過ごしていた伽奈の元に、ある時唐突に幽霊となった仄が現れた。
互いに異なる傷を抱えた少女たちの行き着く先は――
※虐め、自傷行為の描写がございます。苦手な方はご遠慮ください。
※この小説は試験的に『小説家になろう』にも投稿しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたの中にもきっと居る少女達。
拙い感想となりますが、御容赦下さい。
このお話を読み始めてから読み終えるまでに少し時間が掛かってしまったのは、かつての私の中に伽奈や仄が居たからです。それが少し恐ろしくて、この先がどうなるのか見届けるのに時間が掛かってしまいました。
伽奈には仄が、仄には伽奈が現れたけれど、現実にはこんなに上手くいかないかもしれない。現実はとても残酷で、伽奈や仄やかつての私、かつてのあなた、今の私、今のあなたにとっても容赦無いものだと思います。でも、それでも、救いや慰めや癒し、何気無いけれど得難い幸せや日常が伽奈達に訪れた事に心の底から良かった(だけでは無いのですが…)と感じました。それは、あの時の私が何…続きを読む