★★★ Excellent!!! ある殺し屋の一日の風景。 カクヨム運営公式 SF×ミステリーというテーマで、ポピュラーなのが異能力者による犯罪だ。 現実には存在しない能力を組み込むことで、通常の事件ではたどり着くことのない意外な真相が導き出されることもある。 そして、本作の主人公もそうした特殊な能力を持った殺し屋である。それもあらゆる依頼を断らない凄腕の殺し屋だ。その気になる能力の正体は……なんと指先に火を灯すことができるのだ! ……地味だな。 ライターやマッチがあれば事足りる気もするし、ナイフや拳銃と較べれば殺傷力も心許ない。では果たして彼女はどのようにしてターゲットを殺すのか? 無駄のないすっきりとした文章でテンポよく物語を転がして、わずか千文字強の長さできっちり伏線を回収してオチを付けるというショート・ショートのお手本のような一作だ。 (SF×ミステリー 4選/文=柿崎 憲) レビューいいね! 1 2019年1月18日 16:55
★★★ Excellent!!! さりげなさがカッコイイ。異能ものも好物です! いすみ 静江✿ アイデアがとてもいいです。 異能の設定がいかされています。 そして、主人公がかっこいいですね。 描写も素敵に流れて行き、まとまっています。 起承転結もばっちりです。 是非、ご一読ください。 レビューいいね! 2 2019年1月7日 23:56
★★★ Excellent!!! もっともスマートな殺しの方法。 夷也荊 ちょっとした特技を持った殺し屋の物語。その殺し屋は、もっともスマートにターゲットを殺すことができる。依頼は断らない。獲物は逃がさない。それが彼の流儀だ。 依頼主は、殺人が遂行されたことを訝しげに思うだろう。だって、まだ依頼した人物は、その時点では生きているのだから。しかし、翌朝のニュースにおいて、依頼主は殺し屋の話を事実として受け入れざるを得ない。 さて、どうやって彼はターゲットを殺したのか? 淡々と語られる文章。 最後の一文を、見落としてはならない。 レビューいいね! 2 2018年3月19日 13:03
★★★ Excellent!!! 能を隠した殺し屋 腹筋崩壊参謀 殺し屋である彼女が持つのは、読んで字の如く非常にシンプルかつ奇妙な能力。 確かに見栄えこそ良けれども、仕事における実用面ではあまり役に立ちそうにないかもしれません。 ですがその印象は、簡潔かつ伝わりやすい文章を読み進めていくうち、一気に変わる事でしょう。 彼女が放つ爽快な「どんでん返し」、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。 レビューいいね! 2 2017年12月19日 20:07
★★★ Excellent!!! まさに鶏鳴狗盗系能力者! 天霧朱雀 頭は生きているうちに使わなければ!と思わせるキレッキレなトリックに思わずフフフッとにやけてしまいました。面白かったです。 レビューいいね! 2 2017年12月17日 02:21
★★★ Excellent!!! 近い将来、銃が必要でなくなる!? 月影 夏樹 まさにタイトルの通り、暗殺者の商売道具でもある銃の存在について、ふと考えてしまう作品です。実際にこんな能力があれば、日常生活において色々と便利そうですね…… 1000文字前後という文字数でありながら、話が見事にまとまっています! レビューいいね! 2 2017年12月16日 21:53
★★★ Excellent!!! 脳が喜ぶ感じ muse 最近、小説の面白さのひとつは脳がハッとすること、とどこかで読んだのですが、まさにこの小説は脳が喜ぶ感じのするお話でした。 ありがとうございます! レビューいいね! 1 2017年11月28日 16:53
★★★ Excellent!!! お見事 狼煙 他の方も言っていますが、確かにいい意味で裏切られます。どんな能力も使い方次第、それがよくわかりました。 レビューいいね! 1 2017年10月22日 21:16
★★ Very Good!! 読後、タイトルを見て納得。 泡沫 希生 主人公は、どうするのだろうかと思いながら読み進めましたが……。 最後まで読んで、「そうきたか」と感じ、タイトルを見直して「なるほど」と思いました。 そういう意味だったのか、と。 本当に短いお話なので、読むことをおすすめします。 レビューいいね! 2 2017年10月18日 21:42