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しみじみと思へばふたりゐるやうな心地さへする冬は来にけり
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神仏は心のうちに棲まはせて虫魚のごとく折にふれ見む
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優しいと言はれるけれどその実はこの肉体が空つぽなだけ
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ちはやぶる神も見そなはせわが怒り天を焦がして即ち止むを
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メロスらはいまは罷らむ王宮の処刑台より友待つらむそ
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珈琲を愛する者は度し難しその苦さをも愛すとぞ言ふ
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句を吐かずなりぬるときに某はあの世へ逝くとひとに知られむ
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フランスの文学好む人等とは仲よくなれぬ心地もぞする
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世の人の働くときに閑を得て浩然の気を養はむのみ
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ひとの子を思ひ通りに繰れるものといつの頃より思ひそめけむ
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短歌とは心に深く思ふことを一気呵成に詠み下すべし
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声優にならむと言ひて東京に出でにし人し思ほゆるかも
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楽しみを探しに街へ出づるときふたたび人に生まるる心地す
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わたくしに俳諧的の野心あり成してならざることやあるべき
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うらぼんの月を踊りに更かしつつ阿波でこの世を過ぐしてよとや
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人間のその尊厳のみなもとを思ふ日はあり死のくろきふち
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酒を飲みたばこを吸ふもゆるやかにおのれを殺す刃にぞありける
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人の世の五十年にして終はりなばいかに嬉しきことにぞありける
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衣ほせば六甲颪ふきおろすさむき日和となりにけるかも
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あをによしならの都はさびれつつ街のなかにも鹿ぞのさばる
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銀の匙でコーヒー粉をすくふ時しあはせになりたるごとし
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外套の隠しのなかの懐炉などもてあそびつつ物をこそ思へ
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賢しらに専門用語を使用して知つた気になる愚をしぞ思ふ
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わが顔をみにくく思ふことしあればけふもあしたも生きづらきかも
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恵まるるかたちを頼み驕りたるひとはみながら醜かるべし
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カテゴリやジヤンルの溝のふかくして出会へたときの殊にうれしさ
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情よりも理を重んずる我にして新たしき歌よみ出でむとす
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世の中にだれとだれとがくつつくといふはなしほどつまらぬはなし
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百年の俳句暗黒時代へとなるをさびしく思ふころかも
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ひさかたの光るかぜふく国原につばめとなりて天翔らまし
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閑静な住宅街を歩きつつ悲しび起こる昼下がりかも
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死にたいとつぶやく声が六畳の間にひろごりて消えて入るまで
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世の中をガラス戸越しにながめつつ衰へぬべき我と言はめやも
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優しさはポーカーフエイスのその下に隠しても持つ満面の笑み
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心より愛する物のある時はやや減ずべし生のくるしさ
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大和より極楽へゆく旅路にはさくらの花の絶えずも散らな
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どこから来てどこへ行くのか我と我が身に問ひながらみじろぎもせず
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部屋中にコーヒーの香の弥漫するよき朝とはなれりけらしも
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陸奥のひとの気質を受け継いでやや生真面目になりにけるかも
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世のなかは楽しんだ者勝ちならし賢しらをして遊ばずは悪し
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酒ゆゑにわが世のさかり失ふはやや惜しけども悔ゆとやは言ふ
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いざ金を手に握りしめあの漫画買ひに走らむ雨は降るとも
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生活に余裕があればグローブにボールにバツト持ちて集はむ
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さけを飲み菓子を頬張りコーヒーを啜りつつ見るおぼろ月かも
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見返りを求むることを恥とせむ愛は与ふる徳にしにあれば
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身はいまだわが世の主役にならざらし名脇役といふにはあらねど
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わがもとに睡魔来たりて糖質を制限せよと囁きにけり
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【長歌一首併せて反歌】被遮断悲哀陳述歌《ブロツクせらるる哀しびを述ぶるの歌》
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世のなかに楽しきことの多くして我がよむ歌は日の目をも見ず
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小説の作者の腕が確かにて安堵を得たる挿絵画家かも
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