人の世の五十年にして終はりなばいかに嬉しきことにぞありける
【読み】
ひとのよのいそとせにしてをはりなばいかにうれしきことにぞありける
【大意】
人生が(長くとも)五十年で終わるとすればどれほど嬉しいことであるか。
【附記】
古来日本では一生を五十年とする観念があったと聞く(中国では百年であったと聞く)。織田信長(1534-1582)が桶狭間で舞った幸若舞の『敦盛』は
人間五十年
下天の内をくらぶれば
夢幻のごとくなり
一度生を得て
滅せぬ者のあるべきか
との一節でよく知られる由。
きょう日、長寿を願うひとは多くあるまいと想像する。筆者も兼好(1283頃-1352頃)のように四十頃にはあの世に逝きたいと考えている。
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