楽しみを探しに街へ出づるときふたたび人に生まるる心地す
【読み】
たのしみをさがしにまちへいづるときふたたびひとにうまるるここちす
【大意】
楽しいことを探しに街へ出るときは、再び人に生まれる心持ちがすることである。
【附記】
寺山修司(1935-1983)が『書を捨てよ、町へ出よう』(芳賀書店)を出版してすでに半世紀が経つらしい(その後KADOKAWAから文庫化されたようである)。人間は死を思うものだが、比喩的な死(そして再生)も生活するうえで無視できない旨を耳にした覚えがある。
「探しに街へ」より「探して街に」のほうが言いやすいかと思う。ここでは語感の微妙な差を重く見て前者を採用した。「心地」は私が多用する語彙のひとつである。
なお、下の句で同じ仮名の連続がつづいているのは偶然である。
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