儚座を追われた皇子～邪馬台国隠滅記２～

神武東征を果たした神武天皇は奈良盆地の橿原宮にて大和朝廷を開きます。しかし、侵略者だった神武天皇に先住民は面従腹背でした。
一方、神武天皇にはアイラ姫とイスズ妃の２人の妻が居ました。２人の女の間には１人の男を巡っての憎しみが渦巻きます。
加えて、神武天皇にも弟が居るし、２人の妻にも各々２人の息子が居ます。彼らも彼らなりの思惑を持って行動していきます。
皇族の中で展開される愛憎劇に触発され、諸勢力の駆け引きも不穏な様相を呈してきます。
最後は如何なる結末を迎えるのか？
尚、古事記や日本書紀の記述内容から逸脱しないように心掛けています。でも、初っ端の神武天皇暗殺はフィクションです。記紀では天寿を全うした事になっています。戦前であれば、思想犯として投獄されるは必至の設定です。
また、本作品は、本編…続きを読む