概要
好きな人には、この先100年会えない。
私の幼馴染は、ものすごい天才のおばかさん。
ひとつのことに気を取られると、周りが全く見えなくなる。
「いばらちゃんってどんな人が好き?」
「ヒーロー! かっこいいじゃん!」
次の日、彼はいなくなった。
ひとつのことに気を取られると、周りが全く見えなくなる。
「いばらちゃんってどんな人が好き?」
「ヒーロー! かっこいいじゃん!」
次の日、彼はいなくなった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!麺×SF×恋愛
まずは、「ひとり1つの最高傑作」企画への参加ありがとうございます。
さて、麺とSFというと真っ先に思いついたのがかの有名SF映画「ブレードランナー」(原作:アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)でした。冒頭で主人公がうどんを食べるシーンがあって。私がフィリップ・K・ディック好きだというのもありますが。
この小説は恋愛ものですから、もちろんブレードランナーのような退廃的な世紀末感などない、むしろ現代に程近いような印象を受ける場面が多々ありました。
特に主人公がラーメン屋の娘というのは初めての経験で、かえってコールドスリープの異質さ、100年の年月の長さが強調されており、意外性に富んだお…続きを読む - ★★★ Excellent!!!夜空を駆け抜けるようなその想いに、胸が熱くなります!
SFの壮大さと、恋物語ならではの個人的心象風景が見事に調和していて、
とてもロマンティックで素敵なお話でした!
そして、まるで映像を見ているかのような臨場感あふれる描写が魅力的です。
ヒロイン・いばらちゃんと一緒に駆け抜けるかのように、一気に読んでしまいました!
短いお話の中ですが、幼馴染の二人の“100年”がギュッと詰め込まれていて、読後、すごく満たされた気持ちになります。
しかし記者会見場に顔面流血しながらラーメンを出前してしまうなんて、
いばらちゃんもけっこう周り見えてないよっ!笑
まさに、恋は盲目ですね。
ああっ。ほっこりしました……!