第18話、エピローグ
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
この作品の構想を始めたのは、1983年の春くらいでした。 もう、随分と前になります。
真剣に、漫画家になる夢を追い続けていて、当初は、31ページのストーリー漫画でした。 1話から3話にかけての、菊池と友美の会話に出て来た過去の事件の部分が、それに当たります。
他の作品になりますが、とある出版社に投稿したSF漫画作品が、小賞を頂きました。 審査員の1人だったのが、故 手塚治虫先生です。 当時、『 4429F 』を構想中だった私に、色々とアドバイス等を頂き、その後、漫画『 4429F 』は完成致しました。( 投稿済み。応募総数600編ほどの中、最終選考の6編まで残りました )
約、1年後の春、専属の編集の方も決まり、漫画家としてデビューする為の作品の制作に入りました。
しかし、手塚先生の助言もあり、プロの漫画家にはならない道を選択。
続編にあたるこの作品は、日の目を見る事無く、他の構想作と共に長い間、プロットのまま、眠っていました……
小説らしきモノを書き始めた2003年頃、構想作を次々と文章化した際、続編『 4429F 』も多分に漏れず完成させ、加筆・修正を繰り返し、今日に至っています。
私としては、手塚先生との交流があった経緯も含め、特に思い入れのある作品である『 4429F 』……
小説版『 4429F 』は、漫画版の続編と言う形になっていますが、実は、小説版『 4429F 』には、更なる続編があります。 こちらを公開するかどうかは、今のところ未定。
皆様からのコメント、お待ちしております。
あの頃の、手塚治虫先生からの言葉……
「 創作は、絵画・映画・小説・音楽… 全てにおいてテーマが必須です。 『 何か 』を伝えたいから、創作するんでしょう? 」
『 書きたい 』シーンを創作するのではなく、『 伝えたい 』モノを創作する……
ライトノベルの世界では、テーマが存在しない、異世界・ゲーム・転移モノ全盛の昨今、もし御存命であったならば、先生の目には、どう映るのでしょうか……
まあ、先の御名を、知らぬ者すらいる時代です。 余計な論議は、控えた方が良さそうですね。
少しでもご賛同頂けた方は、また次回作でも是非、お付き合い下さい。
夏川 俊
*漫画版『 4429F 』制作当時の原画を、近況ノートにて公開しています。
宜しければ、ご覧下さい。
↓
2021年7月8日/11日/12日/15日/18日
2021年8月14日
追記:2021年2月、続編の創作を開始しました。
タイトル『 4429F・2 最後の封印 』
続編創作に至る経緯( 手塚治虫先生との関わり・ご教授頂いた内容を含む )
については下記の近況ノートをご参照下さい。
↓
2020年10月30日
2021年2月9日・19日
2021年8月16日
4429F 夏川 俊 @natukawa
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