概要
日本料理店を始めるためバルセロナに渡った青年。彼を待ち受ける冒険の数々
老舗料亭で働く青年近藤喜多男は、先輩の制裁に怯えながら厨房で働く毎日を過ごしていた。
そんなある日、スペインのバルセロナ総領事のお抱え料理人として派遣されていた原田が、喜多男の職場に帰ってくる。喜多男は、原田の話を聞くうちにスペインに渡る夢を抱くようになった。
やがて意を決した喜多男は仕事を辞めてバルセロナへ旅立つが、彼を待っていたのは戸惑いと困難に満ちた日々であった。
そんなある日、スペインのバルセロナ総領事のお抱え料理人として派遣されていた原田が、喜多男の職場に帰ってくる。喜多男は、原田の話を聞くうちにスペインに渡る夢を抱くようになった。
やがて意を決した喜多男は仕事を辞めてバルセロナへ旅立つが、彼を待っていたのは戸惑いと困難に満ちた日々であった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これが本当の異世界かもしれない(スペインだけど)
小説にはいろいろな楽しみ方があると思いますが、その中の一つに、知らない世界を知れること、というのがあると思います。
そういう観点でいえば、この小説は、えらく珍しい、そしてほとんどの人は知らないであろう世界を扱っています。
スペインのレストラン業界。
スペインっていうだけでも珍しい上に、料理業界という、どえらい舞台設定です。だからこそ、私も含め、ほとんどの人にとっては、馴染みのない世界。「異世界転生」ものよりも、こっちのほうがよっぽど「異世界」です。まだ、剣と魔法の世界のほうが馴染みがあります(笑)
スペインの料理の文化から、暮らし、人々の性格、いろいろな事象がリアリティをもって、スト…続きを読む - ★★★ Excellent!!!読まないなんて、もったいない!
(2017/02/09 レビュー再編集)
連載開始くらいから読ませて頂いておりました。完結、おめでとうございます。
私には馴染みの薄いスペイン料理やバルセロナの雰囲気に臨場感があり、作者様の描写の技が光ります。
主人公には予想外の事態が何度も待ち受け、そのたびにはらはらしながら読ませて頂きました。
最終話を読み終えたときには、「カルメンロス」と言いますか、喪失感を覚えました。そのとき改めて、楽しませて頂いたことに気づきました。
他人事のようですが、読み終えて感じたことは、(ざっくりし過ぎですが)「これも人生」ということ。
ある男性の生き様、見させて頂きました。
最後に。
すてきな作品…続きを読む