お、俺は何も好きで、こんな格好をしている訳じゃない!
「異能者」
この、何の変哲も捻りも無い呼称で、一般人と明らかに違う特殊能力の持ち主が、世界に認められて1世紀。
この世界には「異能者」が蔓延っている……訳では無く、やはり非常に稀な存在だった。
希少であるが故に、その力は権力によって利用される。
「異能」と言うだけあって、「異能者」の使う「特殊能力」はどれも強力であり、そして特殊であるが故に、「異能者」を止める事が出来るのは「異能者」にしか成し得なかった。
主人公、渡会 直仁(わたらい すぐひと)もまた、その「異能者」である。
しかも並大抵の能力者では無い。群を抜いて強力な「異能」を行使できる者なのだ。
世界でもトップと称される彼だが、その能力には大いに不満を抱き、嫌悪していた。
この物語は、そんな世界有数な能力者でありながら、その能力にジレンマを感じ、それでも生きる為に戦い続ける、少し哀れな男の物語である。
「これは女装では無い! 女装備だ!」サイドストーリー!
「これは男装備であって、コスプレじゃないんだからねっ!」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881577625
スピンオフ作品!
「Hollynightに幸せを」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882215517
制作秘話……的な?
「これは女装では無い! 女装備だ!」裏話
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881543399