概要
この、何の変哲も捻りも無い呼称で、一般人と明らかに違う特殊能力の持ち主が、世界に認められて1世紀。
この世界には「異能者」が蔓延っている……訳では無く、やはり非常に稀な存在だった。
希少であるが故に、その力は権力によって利用される。
「異能」と言うだけあって、「異能者」の使う「特殊能力」はどれも強力であり、そして特殊であるが故に、「異能者」を止める事が出来るのは「異能者」にしか成し得なかった。
主人公、渡会 直仁(わたらい すぐひと)もまた、その「異能者」である。
しかも並大抵の能力者では無い。群を抜いて強力な「異能」を行使できる者なのだ。
世界でもトップと称される彼だが、その能力には大いに不満を抱き、嫌悪していた。
この物語は、そんな世界有数な能力者でありな
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!細マッチョです。戦います。ただし女装姿ですが。
もっと評価されてもいいと、わたしは思います。しっかりと練られた設定とキャラクター。どこを取っても素晴らしい。
異能力バトルがメインとなる作品ですが、その能力がまた風変わり。彼は細マッチョですよ。細マッチョの彼が女装しなければならない。戦うために、仕方なく化粧もする。
想像しただけで面白い。
しかも、最強の異能力者というわけではない。ちゃんと弱点があります。ファッションセンス!ファッションセンスがあれば、最強なのに。
完璧ではないことが、わたしの心をぐっと掴みました。
彼らの異能力バトル、ぜひ読んで楽しんでもらいたい作品です。それに語り手は異能力者の直人ではないことも、わたしにとっては新…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女装備が異能の主人公よ――お願い、早くファッションセンスを高めてっ!
稀有な存在である異能者でありながら、自らの異能を嫌悪する主人公。それは一体どんな異能なのかと気になり読み進めるが……。
まさかのセキセイインコ(異能獣)が語り部として登場。そしてそのセキセイインコが主人公の異能を説明するのですが、前代未聞の異能がお目見えっ。
だって、『女装した部位に応じた能力が発現』ですからね。しかもファッションセンスがよくなければ、強力な能力を顕現できない制約付き。やはり前代未聞ですっ(>_<)
はっきり言って悪目立ちしすぎの主人公ですが、『擬音を弾丸化』する、とってもお強そうなライバル異能者に勝てるのかっ!? 勝てないのであれば、女子力の高いゲンキングさん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「いろいろな意味で」画で見たい異能力バトル
服=装備品、RPGでは常識ですが、意外な盲点でした。
しかも「服」なので、バリエーションも豊富、芸術点もあり、
素晴らしい着眼点だと思います。
私はファッションの知識など皆無なので、なかなかイメージできませんでしたが、
この設定が活きる「画」でヘンテココーデからバッチリの決めコーデまでのビフォーアフターを見てみたいと思いました。
またこの作品は女装一本槍の作品ではなく、バトル描写も細かく丁寧でこだわりを感じます。
語り部役のピノンも良いですね~。
言葉が話せないだけで周りの状況の理解はできる。
そんな動物が現実にいてもおかしくないと思いました。
高いレベルでまとまった良作…続きを読む