概要
ファンタジーの手法で描く異色の本格ミステリー(のつもり)。
蜃気楼のようにつかみ所のない、限りなく透明に近い存在感の少女。
彼女のようになりたかった少年の、切なくて不思議な物語。
2003年に東京創元社の主催する「第1回 ミステリーズ!短編賞」(現・新人賞)に最終選考まで残った作品を、サウンドノベル用に大幅に改稿したものです。
(……もう、10年以上前かぁ)
サウンドノベル版はこちら http://www.freem.ne.jp/win/game/1122
彼女のようになりたかった少年の、切なくて不思議な物語。
2003年に東京創元社の主催する「第1回 ミステリーズ!短編賞」(現・新人賞)に最終選考まで残った作品を、サウンドノベル用に大幅に改稿したものです。
(……もう、10年以上前かぁ)
サウンドノベル版はこちら http://www.freem.ne.jp/win/game/1122
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!教室の片隅で少年は少女の幻影を見る
主人公の少年、佐野の前の席にはいつも儚げで目立たない蜃気楼のような静かな雰囲気の少女が座っていました。
しかしある日突然、別の少女が当然のように彼女の席に座るようになり、周りもそれを疑問とも思わない不自然な状況が発生します。
しかもその少女、柚木は佐野に対して特別な好意を持っているようで……。
主人公の少年が巻き込まれた不思議な状況と並行してある少女の過去の回想が描かれていき、物語が進むにつれて真相が明らかになります。
そこには残酷さと優しさが入り混じった切ない思春期の思い出が浮かび上がってくるのです。
読みやすく、謎解き要素もあるので軽い気持ちで楽しむことができると思います。