雪平つつ

もしもあなたが、社会に怖さを感じて家に引きこもりたいと一度でも思ったことがあるなら、この小説はとても心に迫るものがあるはずです。 要素としてはありきたりかもしれません。ですが、切…続きを読む

ストーリー・設定としては、およそ考えうる中で鉄壁に面白いすべり出しだと思います。かなりスケールが大きいので、最後まで完結していただくことを切に祈ります。

はっきり申しますと、SF素養だけではなく現実にシステム開発の経験がある人以外は、すんなり読む進めることは困難だと思います。オンプレ、ペイロード（※本編ではロケット用語として）、アセ…続きを読む

文学界でもっとも有名なあのセリフをモチーフにした、瑞々しい一篇。 会話劇がとても自然でリズムが良く、声優さんの声でしゃべっているのが聞こえるようだった。 そしてきゅんとする。月が…続きを読む

にわかに信じがたい。手が震えている。 こんなとんでもない作品がカクヨムに静かに掲載されているなんて。 大げさではない。長い人生でなかなか出会わないレベルの奇異な作品だ。 ガチで…続きを読む

他人が祝福してくれるような恋なんて、実は少ないのかも。 運命の出会いがもたらす、煮えるような苦しい恋心。 それは、すべての人に、意外な形で訪れる。 あたしにも、あなたにも。 ※…続きを読む

父親の本棚にあるグラシン紙につつまれた古い本。 それは乱歩やロアルド・ダールのような、どこか恐ろしい、まだ世界が「現代」じゃなかった頃の作家たちの本。 ページを繰ると、黴の匂いと共…続きを読む

大人はなんで幽霊を見ないのか。それは、大きくなるにつれて世界が固定されて、異質な存在や気持ちを理解できなくなっていくから。 そう、思っていました。 呪いには悲しみが。怒りには愛があ…続きを読む

ひょうひょうとした書き口で進む序盤、死に戻りやフルダイブゲームなど、入り口はわかりやすいミームを踏襲している。 だが、主人公像やタイトルに顕される設定の妙が徐々に表れ、惹き込まれる…続きを読む

まだ20話しか読んでません。なぜなら、明日からトイレで読むことにしたからです。 芦原すなおや荻原浩のような、軽妙な文章。IOTに代表されるバランスのとれた知識と理解力。 本来の、「…続きを読む

思わず考えさせられる秀逸なタイトルにふさわしい、スピーディーで重厚なバイオレンスロードムービー。 小説として、ひとことで言うととても“凝っ”ている。大小の叙述トリックが織り交ぜられ…続きを読む

カクヨムで読み始めてからおよそ20作品の中で、個人的に最も好きな作品です。そして、書き手としてみても、非の打ち所のない、模範的な作品だと思います。 懐かしくて目に浮かぶような舞台設…続きを読む

個人的に、嫉妬するくらいすばらしいバトルアクションです。ドラマが始まるまでの冒頭の設定説明が長く、挫折しうるのですが、来訪者が玄関の扉を開けてからは、めくるめく戦いの物語が待ってい…続きを読む

リズム感の良い文章で、読み進みやすい。言語感覚が鋭いのでしょう。 ケモノのトモダチが（大型犬好きにはとくに）たまらりません。 反面、序盤は1話あたりが短く、次々にシーンが変わってい…続きを読む

エッチなことを期待してドキドキして読み進んでしまう軽妙な文章。つかみもオッケー。

19歳という年齢は、青春が終わり、大人にはなり切れない、ハザマのようなひととき。自分が何者でもなく、未来も見えない―そんな空漠感を、まるでその頃にタイプスリップしたかのように感じさ…続きを読む

短編1000本という信じられないチャレンジ。 そして、どれも面白い！！ 毎朝、通勤電車やトイレで、少しだけ異世界に旅するような、そんな楽しみ方を提供してくれます。小説サイトもさるこ…続きを読む