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ロイコクロディウムのおぞましい生態から、こんな綺麗で切ない物語を作り上げられるとは、流石ですね!ネグレクト、ヤングケアラーと社会問題を風刺していながら、マナト君を明るい世界へ導いたロイ子ちゃんの献身にウルっときちゃいました。素敵な作品ですね。ありがとうございました!
ロイ子はロイコクロリディウムのようだった。カタツムリがロイコクロリディウムに操られるように、僕はロイ子に操られてもいいと思った。そして、僕たちは運命の日を迎えた・・・
私は名前だけ知っていました。 カタツムリを中間宿主にする寄生虫です。普通、寄生虫は目立たない上に、寄生主の内部に隠れているイメージがあります。でも本種はビックリな生態です。 このお話と恋愛が結びつけるとは、夢にも思いませんでした。凄いなぁ。 主人公、ヒロイン共、大変な生き様ですが、ロイコクロリディウムが悪いだけではないことが分かりました。私も少しでも明るい方へ歩いていきたいと思います。 あっ、夕闇に赤提灯が……