東雲そわ

卒業したら、さよならだよね。 伝えたかった言葉は音も立てない道端の雪。

愛子 10歳の小学生。両親と愛猫ミウと住んでいるがー ミウ 愛子の愛猫、天国に召される。 両親 常に愛子を見守っている。 千秋 愛子のクラスメートであり親友。

季節をめぐる学生達による一話完結の何気ないお話たち。 香鳴裕人様主催の自主企画：[第2期] 同題異話SRに参加させていただきました。 素敵な企画、ありがとうございます。

雨降る夜に、身体の不調で眠れない女の子のお話です　 ※身体の不調について、人を選ぶ描写があります。ご注意下さい

こちらは下記長編の番外編です。 容姿だけが取り柄の女子高生・三船巴と世界滅亡の願いごと https://kakuyomu.jp/works/168180232138217585…

いつでもどこでも、他人の評価を気にしすぎてしまう。 他人と自分を比べて、どんどんみじめになっていく。 僕は逃げた。 衝動的に仕事を辞め、衝動的に旅に出た。 絶望に浸かったまま流さ…

祖父が想いを込めて作曲した曲を受け継ぐオルゴール。五歳のときに祖母より譲り受けた世界で一台の品だった。それなのに――。

医療の話題について、つれづれ思うまま書いてます。 医療を賢く利用してほしい、医療に騙されないでほしい、医療機関と受診者がお互いにWin-Winの関係であってほしい。 なにがしかあ…

クラスに馴染めない小学6年生の柏原結人は、数週間後に控えた卒業式を指折り数えて待つ日々を過ごしていた。彼は雨の日の教室が特に憂鬱だった。 雨の教室では彼の存在を無視するクラスメー…

金曜日の仕事帰り。 私は居酒屋で一人、料理を口にしていた。

「お父さん、私が誕生日にプレゼントした電気シェーバーどうしたの？　いつもの場所に見当たらないんだけど？」 「ああ、あれか。悪い悪い。あれなんだけどな、お父さんまた失くしちゃって…

響一郎は勤めていた会社を退職し、実家の長野県北部に帰ってきた。 だが、両親はおらず、人生がままらないことを肌で感じていた。 この作品はフィクションです。実在のいかなる団体、人物と…

柴田恭太朗さまの自主企画：三題噺「チーズ」「日記」「行進」参加作品。 中卒の姉は美しい。 妹はふつう。 妹はチーズを食べない。何故なら……。

高校と大学は違う。地元とこっちは違う。替えの効かない日々に作られていった自分たちがいる。

夢のマイホームを検討していることが義母にバレた沙苗。悪気なく色々口出ししてくる義母に沙苗は辟易している。新居の内見に同席して、同居をするものと思い込んでいる義母は孫娘が最近かけた…

アサコは熟年離婚をした友人の元を訪れる。離婚を嘆く友人と共に夜のラーメン屋に行くことになり、アサコは萎縮する。夜のラーメン屋といえば男の人や若者が行くところとばかり思っていた。こ…

　福岡市、博多区、中洲。そこには清流公園という公園がある。 　…何処が清流なんだ？２つのドブ川に挟まれたクソ公園じゃねえか。 　そんなドブ川沿いの公園で。無職な俺達２人は屯してい…

ありがちな夢を背負って上京して、案の定うまくいかなくて。こっそりフォローしていた彼女のSNSに投稿される内容に、嫉妬をしていたわけでもなくて。ただ、ただ、慰めてほしくなっただけだ…

その色はいつだって、僕の幼き日の記憶を呼び覚ます。 僕は小学生の頃に出逢った少女に思いを馳せていた。男子は黒、女子は赤のランドセルとされていたその時代、彼女はネイビーブルーのラン…

私の好きなもの。シャンパンゴールドカラーのフレンチネイル。ふわりとカモミールの香るオーデコロン。奮発して買ったルブタンのパンプス。 好きなものに囲まれて日々を過ごす私は、何不自由…

※1,000字以内のショートショート集です。 何かの感情にひっかかる、そんなエピソードが置いてありますように。

教室というのは四角四面で、檻に似ている。 水中を捨てて陸地に上がったことは、進化と呼ぶのだろうか。

さいかわ水無月賞に参加します。 6月中はギリ18歳です！！！！！！ 最近になってようやく祖父母の昔話のメモを取るようになりました。 ようやく貴重さに気づきまして。 小学校の頃に…

日常の掌編。 幼い日の味の記憶と現在と。

人待ちの一風景。暗澹たる気持ち。 「さいかわスプリングダッシュ」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093077250925616

巣を失ったツバメの雛。 拾って育ててはいけないけれど…。 5月10日から5月16日は、愛鳥週間です！ ※　野鳥を拾って育てることは、法律違反になります。傷ついた野鳥を見つけた…

カクヨム公式レビュワー・カフカ様よりレビューコメントをいただいた作品です。 　とある夜カフェで、伊織は年下の泉という青年と出会う。 　伊織は自分の容姿が優れていることを理解して…

地方の私立高校に通う八尋環季は成績優秀だが友人皆無、部屋でラジオを聴くことだけが唯一の趣味という帰宅部女子だった。そんな彼女は終業式の日、人気実力ともに抜群の生徒会長・白倉莉子に…

詩、または散文。

後輩に誘われた初めてのデートの話です。

砂抜きで塩水に浸けられている浅蜊（あさり）たちは、数珠玉の実の色に似ている。 子供の頃、数珠玉の実の中身を穿り出すのが好きだった。 出てきた中身は愛おしかったが、外殻は祖母に渡…

海外への異動が決まった「私」は、数年ぶりに実家に顔を出す。

壊れたはずの携帯電話と、摩訶不思議な出来事。

自分が立てた質問企画に自分で答えています。

ブックワームは探索者。書架はダンジョン。探索者はダンジョンに潜ってマジックアイテム「本」を手に入れる。本には魔術の知識が刻まれていて高額で取引されている。一攫千金を狙うブックワー…

　図書委員の牟佐　詩織（むさ　しおり）の放課後はいつも手持無沙汰。 　それと言うのも図書室に本を借りに来る生徒がきわめて少ないから。 　そんな図書室のミューズのもとに訪れるのは……

一つ一つが独立した物語。３分間で少しでも感動や希望を与えられたなら・・・。そんな物語です。

好きなものをひとつ無くさなければならない病気、らいくきる。 思春期の男女の9割以上が発症し、特徴は他人には見えない穴が胸に空くこと。 高校2年生になってケントもらいくきるを発症し…

――僕はこの世界が大好きだ。 だから世界をカレイドスコープの中に閉じ込めてみることにした。 世界が大好きなあまり、僕はこの世界のすべてをカレイドスコープの中にいれてみることにし…

三人の冒険者パーティは森の中の沼のほとりで思わぬ足止めを喰らう。 仲間の一人の額に刻まれた紋章のような模様は【野生の魔法陣】と呼ばれる呪いであった。

寒風の中、ギャル服で身を固め、私はアイスを食べる。 目の前には客の男。たった三十分間のバイト。 でもある日、もうやめようと思った。バカな男のせいで。 ※前からやってみたかった、…

高校生の頃の私が書いた詩です。 ★当時高文連にて優秀賞をいただきました。

詩篇。

いっぽいっぽ、それがタイヤと車の風切り音なら、すぐに会うことができると思う

笑顔に惹かれた。欠点もあった。右往左往もできない僕と時子の話。

難関と言われる客室乗務員（CA）の試験を、一発合格した美織。 厳しいことで有名な、訓練も楽々と乗り越えられると思っていた。 実際には・・・！？ 同期たちと励まし合い、美しき教官の…

ある夜の事。一心不乱に自転車を漕ぐ青年がいた。 彼はどこから来て、どこに行くのか。 そして彼の目的とは。