短いお話ですが、ぐはあ……っと来ました。シンプルゆえに直球で、こういうの本当に弱い……。素敵なお話をありがとうございます。
忘れる。老いる。人間とは忘れる生き物である。人間とは老いる生き物である。では父は、それをどこに失くしてしまったのか。短い作品の中に、感情が詰まっている。レビューで多くを語るまい、読んでもらえれば分かるはずだ。すっと読める文章の中、詰め込まれたものがある。失くしてしまったものはありますか。亡くしてしまったひとはいますか。ぜひご一読ください。
ジーンとくる話が読みたい人は是非!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(66文字)
どこに失くしたのか?という謎を主人公や読者に問いかけるように始まりの掴みから惹きつけられました。毎日何気なく過ごしている愛しい日々を忘れないように、焼き付けていきたい。そんな気持ちにさせられる作品です。
父と娘の穏やかな生活。だけど、なにか変??? ひとりでいるときに読まれることを、推奨します。
よく物をなくしてしまう父親が、本当になくしたくなかったものは何だろうか。失くしたものを主軸に良好な親子関係が綴られています。すっと読める筆力のある文章が2人の間にある優しい雰囲気を醸し出しています。
父の電気シェーバーが失くなったことに気づく。その電気シェーバーは主人公である娘がプレゼントした物だった。 という場面から物語は始まります。 スマホを二回ほどスクロールすれば読める短い文章の作品です。 ですが、その短い文章の中に家族の愛が詰まっています。 読み終えると、タイトルの意味が良く分かります。 非常にオススメです!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(146文字)
思い切り泣きました。まあまあ涙腺弱いけど……でも、まさかです。サラリと読めるけど、優しくて愛しくて、ジワリときます。家族の絆や思いを感じる良作です。今は亡き、父親を思い出しました。ありがとう(*^ー^)ノ♪