ハル

【株式会社KADOKAWA ビーズログ文庫様にて書籍化！　1～3巻発売中！】 【2018/11/05 ビーズログ・コミック様にてコミカライズ連載開始！】 【2019/07/13 …

飲みの席での何気ない瞬間 　私の心臓は早鐘を打っている――――

2006年、冬。 色弱の女子高生・小柳美晴は、美術教師の井沼と親交を深めていった。その中で、井沼の秘密に触れてしまい……。 色の識別が難しい少女と、これからすべての色を失う男の淡…

喫茶店でアルバイトを始めたばかりの『僕』は、いつも日曜日にやって来るお客さんばかり目について…？

【thx! 10,000pv】 私と紀一郎さんは、周りにばれないようにこっそり恋をしている。 紀一郎さんは優しい 紀一郎さんは真面目 紀一郎さんはおちゃめ 紀一郎さんは甘えんぼ…

高校生だった想には、愛という彼女がいた。 志望大学も同じで、受験勉強の名のもとデートしたりするほど仲のいい二人。 その日々が、いつまでも続けばいいのに、と想は思っていた。 し…

典型的な青春物語の、イケメン、大人な先輩に、可愛い後輩。 夢子は、彼らと次々と付き合っていくが、正直なところ、気持ちの上で友人関係との区別ができずにおり、友人関係の延長線上で成…

「人魚姫ってさ、ハッピーエンドやん？」 　やる気の出ない合コンで不意に聞こえてきた言葉に、私は思わず目の前の生春巻きを解体する作業を中断して顔を上げた。

何もない僕は、一人で歩き出す。 君と出会うために。

気まぐれでわがままで、不器用な猫系男子の翠くん。 ごく普通の平凡女子と豪語する女子大生のあきは。 親の海外転勤をきっかけに始まったふたりの同居生活は、まるで飼い主と猫のような関係…

ワンシーンワンストーリーでやっていきます。一話あたり4000字程度になる予定です。 佐伯くんと相川さんの長いお話を少しずつ切り取ってお話します。 小動物みたいな相川さんに振り回さ…

街中がクリスマス一色になりつつあり、うんざり気味のマキノは、なぜかカフェに座って、知らない男の話を聞くはめになっていた。 男が話すのは真実なのか、それとも世迷い言なのか。

｢ねぇ、やよいさん｣ ―そう名前を呼ぶ彼の声は甘い。 ※ちゅー止まりですがそれ以上を仄めかす描写あり。 第一回カクヨム甲子園ロングストーリー部門奨励賞受賞。 ありがとうござい…

☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆ 何の運命のいたずらか、本作が第五回ネット小説大賞のグランプリを受賞し、宝島社…

大手IT企業に勤める吉田は、入社以来想いを寄せ続けた先輩にフられてしまった。 後先考えずにヤケ酒をした帰り道。 電柱の下でうずくまっていた家出女子高生を見つけた吉田。 その女子…

　とある中学校で、とある少年と少女が出会い、気持ちを通じ合わせ、恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって、卒業を機に別れた…

あらすじはポキポキ変わります。 ご登場いただく人物名にはご本人様のご芳名（ユーザーネーム）を記載させていただいております。（ご許可いただいてます）順不同です。 赤城クロさま→　h…

始まったときからそれは運命だとおもった。おもっていた。きっと彼もわたしも最初から、物語のゆくえを描いていた。 ふと知り合った人を好きになりました。少女漫画みたいに、うそみたいに…

海岸清掃ボランティアにいそしむ「俺」は、十二月の冬の海の清掃中に、女の子が倒れているのを見つける。その女の子の言動は、かつて「俺」のそばにいたひとにとても似ていて――少し切ない、…

学校一可愛い後輩とヘタレな先輩のちょっと不思議な秘密の昼休み、覗いてみませんか？ 甘いです。砂糖を吐くくらい甘いです。食後のデザートにどうぞ。 一気読みはおすすめしません。開き直…

夫と離婚した私は、小学生の息子を連れて父の住む北陸の港町に身を寄せる。早春から初夏までの、家族の日々を描いた、優しい物語。

妻・16歳、夫・38歳。 年の差22歳の夫婦の日常は、ゆるやかに過ぎていく。

鈴木絢。二十八歳。職業、漫画家。漫画を描くことに没頭すると他のことが何も手につかなくなってしまう汚部屋女子・アヤと、アヤのお隣さん・ミカゲさんのとことん甘やかしスローラブ。

小清水くんと小鳥遊さんは大学の同級生。同じ学科で同じサークルだったけど、この春まで特に接触もなかったのに、小清水くんが突然、彼女に告白して…。 奥手で純情な小清水くんと小鳥遊さん…

彼について、なにも知らない。下の名前も、なんなら苗字の漢字表記すらも。 「スプーンご利用ですか」 「結構です」 交わす会話は、たったそれだけ。それでよかった。それでも目の保養にす…

　匿名短編バトル、開催させて頂きます！自分からのお題はズバリ「きみのロボット」です。産業から軍事まで、現代社会でもロボットが発達を見せています。そんな中で、あなたのロボットを見せ…

―――もう来ないで。 病弱なわたしとは反対に、幼馴染は健康的に育った。 ―――次会いに来たら、 きらきらと眩しかった。 ―――殺すよ。 地獄に堕としたいくらい。

ネットで知り合った人に恋をした。名前は知らない。職業も、住んでいる場所も。それより好きな映画と彼の弾き出す言葉こそが真実なのだと思っていた。 現実世界と電子の海の間で暗転する女…

　結婚三年目。子供なし。 　ホワイトデーどころか結婚記念日すらも忘れる夫。 　かつて思い描いていた「奥さん」や「お母さん」の姿とは程遠い私。 　幸せって、何だろう？

毎朝電車に乗るたび、同じ車両の同じ席に女子小学生二人が座っています。今日はこの場を借りて、二人の会話を紹介したいと思います。 A 少し背の小さな女の子。 B スラッとした長い…

　「事実は小説より奇なり」という成句がありますが、医者と患者がおりなす医療の世界も決して例外ではございません。笑っちゃうことから、呆れること、困ること、興味津々なことに至るまで、…