概要
別れた直後に義理のきょうだいになった元カップルの話
とある中学校で、とある少年と少女が出会い、気持ちを通じ合わせ、恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって、卒業を機に別れた。
さっぱりと晴れやかな気持ちで心機一転したはずが、二人は思いがけない形で再会する。
「僕が兄に決まってるだろ」
「私が姉に決まってるでしょ?」
「そういう自分勝手なところが嫌いだったんだよ、クソマニア」
「そういう自分本位なところが嫌いだったのよ、クソオタク」
親の再婚相手が連れてきた子供が、別れたばかりの恋人だった。再婚したての親に気を遣った二人は仲の良い義理のきょうだいを演じるが、しかし二人きりのときには、どうしても本当の関係を顔を出してしまうのだった。
さっぱりと晴れやかな気持ちで心機一転したはずが、二人は思いがけない形で再会する。
「僕が兄に決まってるだろ」
「私が姉に決まってるでしょ?」
「そういう自分勝手なところが嫌いだったんだよ、クソマニア」
「そういう自分本位なところが嫌いだったのよ、クソオタク」
親の再婚相手が連れてきた子供が、別れたばかりの恋人だった。再婚したての親に気を遣った二人は仲の良い義理のきょうだいを演じるが、しかし二人きりのときには、どうしても本当の関係を顔を出してしまうのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日常感最高
軽度の1話完結型で、主人公とヒロインの思考にちょっとお邪魔する感じがたまらない。
価値観の違いや中高生特有の舞い上がりや失敗の解像度がメチャメチャ高くて、経験者としては満面でニッコリする他無い。
そうそうこれだよ、このリアリティ。
感想欄ですれ違いなどにイラついている意見もちらほら散見しますが、中高生の恋愛なんてこんなもんだぜ?
そんな清純でまともなお付き合いなんて空想上のものであって、思春期の少年少女には考えられないっすよ先輩方。
ともかく、この作者さんはマジで現役の中高生ですか?ってくらいの表現と文章の完成度がしっかりと両立されている。
しっかりとした地盤のある技量に乾杯。