まず、表現が素晴らしい。本文を読んでいるだけで、その情景と、登場人物の心情が頭の中で明確にイメージできる。複雑と言われる日本語を匠のように使い回し、登場人物のドキドキや、ピリピリを実際にその場にいるかのように感じられる。作者の言葉遣いのうまさが表れている。僕はこの作品を人目見た時にあるライトノベルに似た表現が多く使われていると感じた。もしかしたら作者はその作品を読んだことがあるのではないかと思った。
それはそうとして、ここまで表現豊かに作品を作り上げ、読者にここまでの高揚感を与えられるこの作品は本当に素晴らしいと思います。ぜひみなさん読んでください。
絶対にハマります。
【ネタバレあり】第5章12話まで
最初としては、今時、政略結婚が存在するんだなぁ、と少し感じられた。政略結婚に多く見られるものは、横関係の関係の強化とういうのは当たり前で、主人公のおじと父親なら承知のはずなのに、息子の難題の条件をクリアしようとする、一種の息子想いを感じられた。
不可解に思った点として、なぜ、そこまで祖父と祖母は孫を見たかったのかがわからない。ただ単に、見たいと思っているだけかもしれないが、主人公の年齢面としては、大学生、後々でも良かったんじゃないかと思った。少し、どこか急かすような行動が見受けられた。
また、主人公が条件を提案した際に、ヒロインとの外見が一致したのは、どこかしら、見惚れていたとの憶測もできる。会話する以前から、遠目からず、主人公が眺めていたとすると、恋とういうものではないが、何かしらの感情を抱いてたと感じる、、。
新鮮だったのが、主人公じゃなくて、親友がハーレム持ちだったこと。二股をしているクズと呼ばれているけど、真面目で熱い男と見て、そこまで低印象が定着していない。変態だが、性格が生真面目が伝わる。
PS:ヒロインが奥手なのは、過去が拭えない可能性大(´・ω・`)