甘いココアはおいしくない

作者 indi子

40

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★★★ Excellent!!!

とある喫茶店でアルバイトをし始めた「僕」と、そのお店の常連さんのお話。
2人の距離感が絶妙で、これからどうなるのだろう? と思わせてくれること請け合いです。ここで多くを語るのは無粋ですので、みなさんには是非、フラットな状態で読んでいただきたい作品ですね。
ひとつだけ言わせてもらえれば、作中に出てくるこのココア。きっと、春みたいに甘いんだろうなぁ。

★★★ Excellent!!!

静かなカフェでアルバイトを始めることになった「僕」。日曜日の昼、いつもカフェを訪れる女性。彼女は最後に「僕」の得意なココアを頼んではお会計を済ませる、それだけ。
そんな「いつも」が動き出す日が来るなんて思わなかった――
甘いココア、ごちそうさまでしたっ♪

★★★ Excellent!!!

思わずその後を思い描きたくなる、優しくて柔らかな物語でした。
喫茶店を舞台に紡がれるこの作品は、最初から最後まで描写が丁寧で言葉選びや感性が素敵で綺麗だな、と感じました。

喫茶店でアルバイトを始めた主人公が出会ったのは、春色の静かな女性。
とてもとても静かな空間で、こちらまで息をひそめてしまいそうになります。
常連のお客さんというのはいやでも覚えてしまうもので、いつもと同じなのに微妙に様子がおかしいと気づけることも、接客をしていた身としては共感でき、リアルさがありました。

春の雨が運んできた少しの勇気がきっかけで動き出す二人の関係。続きが気になります。