篠崎 時博

【SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテストで優秀賞をいただきました】 誰かが水たまりを踏んだような音が聞こえる。 でも、辺りを見まわしても誰もいない。 不思議に思っている…

俺、猫のコタロウ。飼い主の女はマナ。 マナのやつ、ホントはフニャフニャなくせに外では頑張ってるんだ。 だけど俺にしてやれることはあまりない――だって俺は、猫だから。 続編の短…

猫には、縄張りがある。 猫同士において、その確保、維持をめぐって、苛烈な攻防戦が日夜展開されている、時には決闘が行われる。

簡単な潜入捜査の筈だった。 都市警察特殊犯罪捜査課、通称「怪異班」所属の遠鳴尚登は、絶体絶命のピンチに立たされていた。 ——汝、我と契約せよ。さすれば助けよう どこの何とも…

猫という生きものは、けしからん。 なんで、こんなに、かわいいのか！！

行き倒れの旅の楽師・ヴォーグンドーを助けたのは、幼い兄妹・フィンとルーナ。 三人が出会ったこの国では、音楽の演奏が禁じられていた。 三人が出会い、美しい唄が兄妹の運命を変える。

人間なんてキライだ。 ボクはノラ猫。 人間にいじめられながら毎日を過ごしていたけど、そんなボクの前にあの子は現れた。 「たいへん！　ネコさん、ケガしてる！」 その変な人間の…

カクヨム文芸部猫の日企画参加作品 人生の終焉。 行きついた先には、毛玉がいた。

「あたし、本当は小説なんて興味なかったんだけど——」そう言いながらもバリバリと仕事をこなしていく彼女に作家は頭が上がらない。筋金入りのギャルだった彼女は何故編集者の仕事を選んだの…

あなたのことが、好きでした。 育ってしまったこの恋の、終わらせ方を教えてください。

いっしょにいる人への殺意 ささいなことからふと芽生えたりする あなたはその殺意、どうしていますか？ ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ♪

砂漠の中に埋もれるように、静かに滅亡の時を待つ村があった。 村の住人は、ぼくとじっちゃんの二人だけ。 じっちゃんは亡くなる直前に語った。 二十八年前に星の鳥を見た、と。 ぼくは…

実家の近くの「万年桜」。 昔は、【春になっても花が咲いたことがないから、万年咲かない桜、略して【万年桜】。 今は、【いつでも花が咲いているから、万年桜】。 見に行く人も少ないこの…

「ずっと言えなかったこと」をテーマに考えました。 誰にでも言えないことの一つや二つ、あると思うのです。 ５分で読めるショートショート。 隙間時間にどうぞ。

一人一話。 三話で一話のショートストーリー。 高校最後の三月。 三人はお互い別々の道を進んでいく。 いつでも会えるけど、この気持ちではもう逢えない。 そんな話。

大陸からやってきたその新しいウィルスの名は ケモノウィルス。 高熱が続き、回復したあと驚く後遺症が現れた。 ５分で読めるショートショート。 隙間時間にどうぞ。 長編の種にならない…

高校三年生の夏。 僕はコンビニでアルバイトをすることになった。 店長と同僚のアヤさんは、雨が降るかどうかをなぜだか気にしている。 何者かになりたい僕。 何がしたいかわからない…

主人公、高木義則は魔犬を操る『魔犬操士』。この世の中には、魔獣と言われる獣が数多く存在していた。義則の家では代々、犬の魔獣と契約を交わしていた。基本的には、一人が契約できる魔獣は…

現代に残る魔術師と呼ばれた男の話。 これはそんな話。 クロノヒョウ様のお題に参加 お題「なんとなく魔術師」 ・お題に沿った書き下ろし完結作品であること ・ジャンル等自由…

体が小さくてよく熱を出しては寝込んでいた妹。 俺は実は、妹には特殊能力があったんじゃないかと睨んでいる。 ＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー このお話は、クロノヒョウさ…

街の片隅で、不思議な世界で、未来で、あなたの隣で。ひっそりと息づく物語がある。 眠れない独りの夜に読んでほしい、まだ名前のない原石のような物語たちをあなたに。 ※三十秒ほどで…

久我総は異能者だった。 残留思念と呼ばれるモノに残された記憶を辿ることのできる異能を持つ。 そんな久我の前に新たなる事件が……。 本作品は、クロノヒョウさんの自主企画 「お題で…

「図書塔」と呼ばれる塔に、本をしまい続ける少年・ヴォーゲルグリーフ。 彼の元に突然現れた少女・スピナフィーネ。 ふたりの邂逅、そして継承の物語。 そして、「図書塔」のはじまりの物…

「かすみ草の花の種、植えたいの」 治らない病を抱えた彼女は、お気に入りの野原でそう言った。 彼女の笑顔はいつもかすみ草の白い花のように輝いていた。

僕、桜庭柊斗は夜の公園で一人の女の子と出会った。道野早紀――ぼくと同じ年齢らしい。 そんな彼女が、迷子になっていた。ただ、迷子だったから一緒に帰る手助けをしただけ。 そう思ってた…

執筆中に考えたこと、作品の裏話、といった、すぐに忘れてしまうそれらの記憶。 それを逐一記録して、見返すことができるようにと、とりあえずこの場を設けました。これからはここで気兼ねな…

創作フェス第二弾 お題は危機一髪ということで書いてみました。よろしくお願いします。

　どこまでも続く平原を一年かけて踏破して 　鏡のような湖に吸い込まれ 　空に架かる虹の果てを目指して 　雲で築かれた霹靂の大宮殿に辿り着き 　キラキラと輝く紺碧の海を泳いで進んだ…

☆★☆ カクヨムWeb小説短編賞 2023　中間選考通過作品 ☆★☆ 最近この町には「ランプの魔人」が出るらしい。 質問に答えていくと、頭の中に思い浮かべてるキャラクターとか人…

短編賞創作フェス参加作品。第３回お題『秘密』。 ようやく宿題が終わった感。 ３回とも、なんだか書いてみたいプロローグでお送りしました。 すべて読んでくださった方に、エアキスを贈…

いつの日か起こるかもしれない近い未来の話……。 人工知能を持つアンドロイドが世の中に当たり前の存在となったとき、 人間はアンドロイドとどう共存していくのか……

日本人の平均寿命が八十八歳となった社会。俺はじいちゃんの米寿祝いで、登山に付き合うことになった。

『私』は夫に抱かれている時、他の人やある動物を空想している。 何故かは私にも分からないのだけれど……。 そう、その動物こそ『ダイオウグソクムシ』なの。

暗証番号に隠された愛とは。

この家の地下には、二体の人形があった。 銀の髪とビードロのような青い瞳。雪のように白い肌。 私は、父に命じられ、毎日二人のお世話をすることになった。

幼稚園のジャングルジム登り競争から始まった、ライバル同士の友情。 もう一人の幼なじみと、三人で、いつも、仲良し。ずっと、友達。 だけど……になる時は、来ないよね？ ※蜂蜜ひみつ様…

創作フェス　第三回 テーマは「秘密」 子供の頃、男三人、女一人の仲良し四人組だった僕ら。 僕らはみんな彼女の事が好きだったけれど、彼女の答えはいつも「ひみつ」だった。 そして…

俺、小杉俊作は毎週のように飲み会をしている。飲み会と言っても俺ともう一人、尾花菜々海の二人だけで飲んでいるんだけどな。 菜々海とは高校の二年生、三年生と二年連続の同級生だった。…

戦後に焼け野原となった東京上野で、清嶺貞春は頼れる仲間とともに時代の荒波にもまれながらも懸命に生きていた。 様々な人の助けを受けながら、時に出会いと別れを経験して少しずつ大人へと…

ある日突然、小学生の太郎の前に現れたのは、大人の手の平ほどの大きさの小さな子供。 その子供は、「靴を落としちゃった」と、太郎の元へ探しに来た宇宙人だった。 落とした靴はどこにある…

月が消えた夜。 終末論により、最終戦争という名のテロを起こそうと企む宗教団体の教祖。 それを阻むべく、派遣される警察庁特別捜査官たち。 そこに待っていたものとは……。 本作品は…

人は誰しも秘密を持っている。 ある者は身分を隠す公安警察、ある者は他国から潜入したスパイ、ある者は金さえもらえば誰でも消す殺し屋、ある者は百戦錬磨の怪盗、ある者は悪と戦う変身ヒー…

妻は一つだけ夫に秘密を抱えて生きてきた。 それ以外の秘密は隠すことなく……。

隣の家の辻輝良。 いわゆる、幼馴染というやつ。 なんていうか、明るいし優しいし面倒見もいいしものすごくいいヤツ。だけど、ものすごく鈍感。それが、私の唯一の悩みのタネ。 お正月にぼ…

黒歴史を抹殺しようと、黒歴史掃除し隊を呼んだ。やって来た作業員は、なんだか怪しげな男で——。

ことの起因は、お互いの誕生日が、同じ日で、あったことに、ほかならない。

貴方は秘密を守れますか？ これはそんな話。

大学入学のタイミングで出会った、玉葵（たまき） 身長180cm、王子様系お嬢様。 格好良いのに、清楚な雰囲気も醸し出し。 そんな彼女は、今まで出会った誰よりもストレスなく過ごせる…

警察庁特別捜査官である久我総は、特殊な能力を使って捜査を行う。 そんな久我には、取り調べに立ち会わせてもらえない理由があった。 本作品は、カクヨムコン企画『短編賞創作フェス』に…

商人の娘ニルダは、金儲けが趣味の可愛い少女。 元気なニルダに振り回される父。それを楽しむ母。 ニルダを可愛がり、面白がる父の友人。 そして幼なじみで領主の息子の少年と、降ってわ…