短いけど充分に深くて面白いお話でした。これからAIが進んでいく自己を持つという進化だったのか、単なるエラーなのか。チップに入っていたヒビは何を意味していたのか。 人間もたったあれだけの遺伝子でここまで複雑な精神的活動ができるので、早晩AIもこうなるのかな、いろいろ考えさせられました。
すぐ読める。 しかし、読むのにかかった時間の何倍も記憶に残り、なおかつ「この記憶は本物かな?」と考えてしまった。 お値段以上、ならぬお時間以上の読み応えと満足感がありました。 もし、私が急に音信不通になったら“あっち側”の生体であったということになります。 その時は私のこと、忘れないでね。 ありがとうございました。
実力派作家による良質なSF短編。さらりと読めて心に残るのは、さすがは樹結理(きゆり)先生ですね。ぜひ映像化して欲しいです‼️
前半部で安心していると後半部で驚かされます。感情を持つようになったアンドロイド。こうなってくると人とアンドロイドの境界線も曖昧になっていきます。テクノロジーが発達していくたびに人間とは何か?を問われているような気がしてなりません。その時社会は、人はどうあるべきなのか。考えさせられる作品でした。
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感情は人間だけでなく、大抵の哺乳類、鳥類には有ると言われてます。爬虫類、両生類も微妙ですが有るとの事。そして魚類、昆虫、タコ、イカ、植物……この辺、実はですね、人間の方が感情が無い生物だと思いたいんですよ。感情が有ると思うと食べる時、感情移入しちゃうからです。菜食主義者の方は食べる物無くなってしまいますからね。AIも実は感情が無い物だと、人間の方が決めつけているのでは無いでしょうか?この作品を読んで、そんな事を思い考えさせられました。素晴らしい作品です。
人工知能を持つアンドロイド、もし彼らに人格や感情があったらどうなると思いますか?この作品はそういったことを色々と考えさせられます。そして自分の人格や感情が本物なのか、読んでいたらゾクリとするでしょう。近未来SFがお好きな方は必見です!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(82文字)