オレンジ11

私の心の、この汚い紙魚も虫食いの跡も曝して、何もかも浄めて、最初からなかったことにしてくれたらいいのに……

「嫌だなあ、俺まだ死にたくないよ」 スーパーマーケット磯崎に勤める山田は、物騒なセリフをつぶやいた店長が気になり、声をかけた。なんでも、異動先の店舗が「いわくつき店舗」なのだそう…

これにかける！ そう思って挑んでいた小説大賞に落選した。 作家になれる期限ってあるのかな？ 夢の賞味期限って、どうやって見極めればいいんだろう？ 小説家になろうにも掲載してい…

2年前の革命をきっかけに王族は離散した。当時11歳の少年だったレザは王族であることを理由に市民に捕まり男娼の身分に落とされた。以来、来る日も来る日も嗜虐趣味の男たちに犯される日々…

思いついたままに書いています。 毎日書くことが目標です。

幽霊が出る、入ったら二度と出て来たものは居ない、などの噂が流れる古びた洋館。 そこを支配するのは１本の狂気の殺人包丁であった。 彼女は数多の血をすすり、さらに血肉を求めた。 し…

毎週木曜日の五時に更新。お気軽に最新話まで遊びにきてください。 すてきなカクトモさんたちとの出会いの場です。

「浦島太郎って知ってる？」 ある日の放課後、「俺」は同じ部の女子、沖浦数葉に唐突にそんな事を聞かれる。 浦島太郎を巡る、めんどくさい少年少女のめんどくさい会話劇。

「あなたの小説の方角はどちら？」にちなんで投稿した作品です。 自認する方角は東南東。

フィンディルさんの企画参加作品です https://kakuyomu.jp/user_events/16816927862644666573 間に合いませんでしたけど（笑）

フィンディル様の『あなたの小説の方角はどちら？』企画用作品。 企画詳細はこちらをご覧ください。 https://kakuyomu.jp/works/168169278626441…

「ミルクパズルって知ってる？　絵柄のない、真っ白なパズル」 そう言って泣きそうに笑う彼女に、秘密の恋をしていた。 月と地球。離れ離れになっても恋を諦められない二人の話。

自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」第一回についての詳細をまとめています。 参加作品に対して、フィンディルによるごくごく簡単な感想も載せています。 企画ページ https:…

“吸血病”は、誰かの血を吸わなければ生きていけない病気。 かつて患者は吸血鬼と迫害されていた。 今は難病指定となったものの、“人”のつくりから外れたならば、それは――（もはや、人…

わたくしが西オンリー一切苦舎利子、というのは本当かもしれない。

目が覚めると異世界だった。 そこにはモアイ像によく似た〈顔面石像〉があり、笑わせないと殺されるデス・ゲームの世界だった。

グッズを集め、勉強も手に着かず……

注意： この作品は掲示板風に書かれている箇所があるので横読み推奨です。 日本最大のインターネット掲示板53ちゃんねる。 そこに書き込まれたあるひとつの相談。 『妻がどうやら浮気…

こちらの自主企画用https://kakuyomu.jp/user_events/16816927859827981767に、久しぶりに詩を書いてみました。 意味が理解できないよ…

しずかは、オーストラリアのある街に住む大学生。 人種のるつぼのこの街では、二つの名前、二つの文化を持つ人がたくさんいる。 しずかの英語名は「ジェシー」。 しずかが出会ったイタリ…

つばきくんとひまわりちゃんシリーズの番外編SSのようなものですが、前後のつながりはまったくないので、これだけ読んでも「ああ、静岡県民は雪が降って嬉しかったんだなあ」というのが伝わ…

ステイホームが続いた昨年のある日、夫が突然言い出した。 「熱帯魚を飼いたいんだけど」 かくして、我が家にアクアリウムが設置された。 私は横から見てるだけですが。

関西出身の夫と静岡出身の妻がこたつで赤いきつねを食べながら二人が出会った関西での学生時代の回想をする話です。 ※例の夫婦をイメージしたSSで、「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せし…

　部屋で待っていてくれる子がいるから、今日も一日、僕は頑張れるのだ。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

アメリカの田舎のホテルで働いてみたら、驚くことだらけだった! 「変わった職業体験：他人に話しづらい職業や、仕事上での強烈な経験など、職業に関する実体験エピソードを募集します」 …

国際結婚の実態とは？　ユダヤ人ってどんな人？　ついでに、割礼ってなに？ そんな疑問に、超個人的な体験談でお答えします。 国際結婚やユダヤ文化をマクロに語ったものではなく、ものすご…

食品スーパー、モリモリフーズで働く大学３年生の棚森創と、加食担当、徳梅聖流さんの一コマ。 山積みされた「赤いきつね」「緑のたぬき」を前に、一人の女の子の小さな恋が動き出す――？ …

【「第10回ネット小説大賞」一次選考、「カクヨムWeb小説短編賞2021」中間選考通過作品】 　執筆依頼を受けて、劇場の専属作家となった私は、太平洋戦争がテーマの作品を書き上げる…

　記憶をなくすほど呑んだ翌朝。 　目が覚めると、同じベッドで知らない女性が寝ていた。 　部屋の中は散らかっていたが、それには重大な意味があって……。 （「小説家になろう」「エブ…

カクヨムコン6に参加しての、赤裸々な、私的記録。 その海は思ったより、広くて、深くて、しょっぱくて。 でも参加したことに後悔は無くて。 だからこそ、こんな感じだったよー、と記録を…

作者による、作者のための、作者受けするはなし。 ＊小説ではありません。

バイト先の先輩からひどい仕打ちを受けているヘッピリの山本。 些細なことですぐに「ヒィーッ！」と情けない悲鳴を上げてしまうヘッピリ具合。 そんなある日、彼は夢の中で悪魔と契約をして…

きたるカクヨムコン７に向けて、カクヨムの為の、カクヨムらしい小説が生まれる事を目的とています！ 予定としましては、 ・カクヨム読者が望む小説を調べる 　　　　　　↓ ・カクヨム…

カクヨム外で感想活動を行っている、フィンディルと申します。 （カクヨムの規約でURLを出すことはできません。「フィンディルの感想」で検索してみてください） このエッセイでは、私…

読書の秋。読書はこころとことばを豊かにする、と言われます。 それを聞くと私は、ある辞書を思い出すのです。堀之内君の辞書を。 中学１年次に手にした辞書。初めての本格的な辞書。 い…

引き篭もりの拓はある朝目覚めると活力に溢れていた。久しぶりの外出に胸が踊るが、コンビニで気を失ってしまう。あれから九年も経っていたのだ……。親切にしてくれた店員・佐田は拓が虐待さ…

これがリアリー創作論。

【「ステキブンゲイ×あるあるジャパンコラボコンテスト」優秀賞、YouTubeにてドラマ化】 　大学に入って、初めてのコンパ。隣に座った女の子に、彼は恋をした。仲良くなって、告白し…

私は読む専門で小説は書けないけど、本が大好きなので本の事なら何か書いていけるかな…と思いました。 月に1、2度くらいの更新になるとは思いますが、よろしくお願いします。

『ゴルゴ13』の単行本化は連載から7年ほど経過してから行われる。 本誌掲載分の話数単位はユニットとして切り出され、数年間を掛けて各媒体に再掲載される。 増刊、別冊、単行本、文庫版…

　私が今日読んだ本は「ミュゲ書房」です。その感想を述べます。 　カクヨムのウェブ版ではもうレビューは書いてしまって、増補改訂もしてありますので、書評を今日はエッセイで綴ります。…

　主人公の元へ届いた一通のメッセージ。そこには「あなたの作品を出版したい」と書かれていた……。 　主人公が作者と同じく「趣味でWEB小説を書いている男」なので念のためお断りし…

バツイチの女性が本当の愛を求めて占い師を訪ねたところ、手渡されたのは不思議な箱であったのでございます。「この箱を開けられる男と結婚すれば幸せになる。ただし……」 しあわせなオノデ…

立ち寄ったカフェで、懐かしいメロディが流れる。それは明子のかつての恋人、智昭が聴かせてくれたものだった。 思い出すのは中二の夏。封印していたのは、戻りたい初恋の記憶。 ゆあんさ…

　大学のサークルで合唱を始めた主人公。「腹式呼吸だ！」「お腹から声を出せ！」と言われても、なかなかピンとこない。 　ボイストレーニングにも通い始めて、しばらく経った頃。ようやく先…

　ゆあんさんの自主企画「筆致は物語を超えるか」に参加している作品です。 　同じストーリーを基にして、参加者が思い思いの作品を書く企画。よろしければお読みください。

私は会社を辞め、都心から少し離れた郊外の町に妻とともに引っ越してくる。 それはひとつのゴールであり、新たなスタートでもある。 全ての人に物語があり、それは常に始まりと終わりを繰り…

道行く人が振り返るほどの美貌の女子高生が通い詰めるのは、彼女には似つかわしくない地味で古臭いカフェ。彼女の目的は、クマのような巨体のカフェ店主であった。

芸者の明子は青年に呼び止められた。立ち寄ったカフェーで訊かれたことは、かつて別れた智昭のこと。カフェーの奥から聞こえる鼻唄に想い出の音を重ね、明子は口を開く。 ゆあん様主催の自…