概要
中学二年の夏が心を埋め尽くす
立ち寄ったカフェで、懐かしいメロディが流れる。それは明子のかつての恋人、智昭が聴かせてくれたものだった。
思い出すのは中二の夏。封印していたのは、戻りたい初恋の記憶。
ゆあんさまの自主企画「筆致は物語を超えるか」【初夏色ブルーノート】参加作品です。
思い出すのは中二の夏。封印していたのは、戻りたい初恋の記憶。
ゆあんさまの自主企画「筆致は物語を超えるか」【初夏色ブルーノート】参加作品です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋以上愛未満。人を想うとはどういうことなのか。
この作品には、事件があります(死人は出ませんよ^^;)。
普通のお話であれば、犯人探しやら、その上での和解やらといった展開があるはずなのですが、この作品はそれらの一切を放棄。
というか、完全に犯人は明らかであることを描きつつ、『では、主人公・明子はどうするのか』という方に焦点が合っています。
直接的にバシッ、と描くところと、敢えて婉曲的に描いて心に染み渡らせるところ。
この使い分けが、実に見事です。上記の展開に繋げるために、バランスよく、そしてうるさすぎずに機能しています。
そこには、子供らしい残酷さも加味されていて、単に心地よいだけでない、緊張感もじわじわと感じられます。
メッセージ…続きを読む