紅色吐息（べにいろといき）

舞台は昭和初期。河原に佇んでいた男の独白は、母親への歪んだ愛情だった。

日本に入国したテロリストのオートマは、ある不思議な陰謀論を目にする。その驚愕の内容とは。

いつか、若かりし頃の彼女（私）に起きた ある一つの苦い恋愛思い出話。 女子大生になった彼女と 三年付き合った彼氏、 そして、はんぺん。 酒の肴にしていた話を、 私小説の短編に…

タイトル通り、私が山に軽く拉致された話です。ドライブデートするときは気をつけましょう。

紙の産地として知られるその小さな町は、自然に本にまつわる職人たちが集まって、ますますその名を高めていた。 町が紙づくりを始めるそれ以前から住んでいた「泉のそばの魔女」は、今は薬屋…

私は男も女も構わず人を惹きつけてしまう「人たらし」の課長と付き合うことになりました。ただし期間限定の恋。 なぜなら課長には婚約者がいたからです。

　本短編には、一枚のイラストを元に書かれた二つのエピソードが収録されております。 https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/new…

長男の、小さな頃の話。ショート

ここには自分が思ったこと、感じたこと、好きなこと、影響を受けたことなどをかいていきます。

この物語は物語ではありません ただのプロローグ

【『5分で読書 驚愕のミライ』収録作】今よりも少しロボットが普及した近未来の日本。親に捨てられ、ロボットによって育てられてきたという『ロボット少女』のミライのニュースがセンセーシ…

とある町のはずれに、小さな森があった。 その森の小屋には、一人の人物がいた……。 稀有な職業である、薬師(やくし)の娘、ミストである。 ミストは幼い頃に会った少年、レントと再会…

祖父の書店を引き継ぎながら、図書館の資料装備を引き受けている宮部志保里のある日。 第一話はKAC2023参加作品。 ときどき続きを書きます。よろしくお願いいたします。 20…

本作はとある王様がとても難しい選択を迫られるお話です。作中で正解は示されませんし、そもそも無いと思います。きっと読者様の数だけ正解があるのでしょう。 たった２０００字ほどの短編…

KAC2022第７回『出会いと別れ』参加作品 その日……彼の足取りは重かった。 様々な愛憎が入り混じった感情を抱いたまま、彼はそっと彼女に手をかけた……。 ――まあそういう…

【KAC2023第１回『本屋』】参戦作品 　古本好きな主人公。 　その日は忘れられない日となった……。

双子の妹の死から一年。 私は妹と同じ罠にかかった。

紹介文 　五条七未子は、先祖が作った占いの秘伝書をもとに若くして占い師になった。 七未子のご先祖の美奈によって、占い師の歴史が始まるが、美奈は明治時代の頃に、貴族の娘だったが、…

１９８０年代、「奥様パート募集」と言う言葉が新聞折り込み広告に溢れていた。それはネット社会になるほんの少し前で、電話での営業が盛んな時代。 そんな時代に武井マネージャーは営業会社…

KAC20231　参加です。 梨栽培を引き継いだ時の話です。 専門書を置いてくれ、売ってくれる本屋さんは貴重です。

2010年 会社を辞めて自堕落な日々を過ごしていたyack24歳 中国上海に１０万円だけ持って移住し色々な修羅場をくぐりながら 会社を作ったリアルカイジな男の話である 下手な中国…

まと銭スピンオフ作品 人と金銭的な貸し借りで帰ってこなかったり人間関係が壊れたり 裏切られたりするのは何もこの主人公久山だけでは無いだろう 人生で一回もお金を踏み倒されたことが…

以下の２つの自主企画に参加しています。 企画まぜまぜ。 【三題噺】「チョコレート」「安心」「カレー」 お題：「チョコレート」「安心」「カレー」 文字数：500～10000字 h…

KAC20231：本屋 【三題噺 #6】「炎」「偏愛」「かけら」 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330653843226630 旅と…

日々の想い

男は目覚める、しかし目の前に広がった景色に驚愕する。 絵具を乗せたように黒色に染まった空、 そこに浮かぶ奇妙な程に綺麗な満月、 それに照らされる黒い木々や草原。 どう見ても男の自…

社会(クラス)に馴染めず孤独な生活を送っていた古屋 真は、ひょんなことから転校生の日浦 心のお願いに協力することになる。正体不明の『死体』の遺棄という奇妙な依頼を通して、真は自分…

鷚はひばりと読みます。 多分執筆時間の七割ぐらいが資料集めと辞書を引いてました。 読めない字があったらこっそり教えてください。こっそりルビを追加します。

もしくは、私の世界で君だけが正気だった。 古い物語のページをめくるように、淡く掠れて滲んだ景色を思い出す。 虐待やDV、いじめなどの表現、内容を含みます。 苦手な方はお気をつ…

ライブ経験のないバンドマンの僕は、いくつもバイトを掛け持ちしていて、常に寝不足気味だった。そんな僕に、葬儀屋のバイトで知り合った二十歳の彼女が興味を示したのは、彼女が神と崇める有…

グロ、カニバリズム注意

5月29日文学フリマ東京の新刊サンプルです。 サンズイの理　A5判74P・800円 オ-26「中指切断」にてお待ちしております。 原稿が間に合えば外伝も頒布します。 【あら…

「僕」の仕事は、不動産屋から依頼を受けた物件を調査する……はずだったのに。気が付けば、いつも曰く付き物件ばかり。上司に指定された物件に向かう途中で、奇妙な出来事に巻き込まれ、それ…

朝いちばんでかかってきた電話に出ると、空の色がいつもと違うと言う。 初めて見る空の色とは、一体何色なのだろう。君と僕との頭上に広がる、同じようで違う空。

屋敷に引きこもった異能少女を活発な少女が連れ回すお話。

海の真ん中に浮かぶ、水のない島。 その空には、魚の骨が繋ぎ止められていた。 その島に調査で訪れたジュールは、ガイドの男に島の伝説について話を聞いた。 ジュールの祖母につながる、島…

男の子と女の子二人が三角関係した結果たくさん人が死ぬお話

前作『ゆるゆる日記』の続編です。しがない主婦のひとりごとの様なグチのような日記です。

【登場人物】 中澤慈代（なかざわやすよ）Ａ大学三年生 小咲恵人（こさきけいと）Ａ大学二年生 高橋梓（たかはしあずさ）ＯＬ、Ａ大学卒 三村玲子（みむられいこ）ＯＬ、Ａ大学卒 大島良…

『酒類無党』という政党から市議選に立候補した酒匂好男（さこうよしお）38歳は、その過激なマニフェストによって亡き者にされてしまう。 死後、人生を振り返る際、生前の願望を別の世界で…

「私」は仕事を押しつけられて毎日終電に間に合わない生活をしている ある日、突然上司から「仕事を休め」と言われてから、周りに変化が訪れて

沖縄市にある沖縄こどもの国を舞台にした１話完結の短編シリーズ。 昔からある小さな動物園に立つ主人公たちが、ちょっとだけ「成長」を意識する話。 できるだけ一話ごとに違うタッチで書く…

【登場人物】 峰岸葉山（みねぎしはやま）祓える人。 山野さやか（やまのさやか）葉山の従妹。大学三年生。 川村優一（かわむらゆういち）大学三年生。旅行好き。さやかの友人。 岡本隆一…

　付き合ってまだ半年の、初々しい時を過ごす達也と彩香。普段通りの放課後。普段通りのに会話。普段通りの微笑み。普段通りの安らぎ。そんな普段通りの日常はいつも通り流れていく。 ※小…

安芸　東（あき　あずま）と吾妻亜紀（あずま　あき）という二人のアズマが編入した総勢三十二人の二年三組は、半年も経たないうちに十四組のカップルが誕生した。 そんなクラスの中、幼馴…

さびしい少年は別離を恐れ、 香神木は瞳で愛しみ、 桜は禁忌をささやいた。 ――「絶対に、あれを侵すことは許さない」。

僕は町を歩く。誰からも見られずにただ歩く。誰も僕が見えない。小さな大きい世界に執心している彼ら彼女らの瞳に僕が映る事はなかった。 僕は学校へ行く。誰もが画一的なパラダイムに押し込…

みんなが、わたしのことを変だと言います。「上の空だよね」とか「どこの世界で生きてるの？」と言われます。 真面目に生きてるだけなんです。 思い出した順に、ランダムにつづっていこう…