電咲響子

アマチュア天文家の俺は、勤め先の会社の屋上でゆっくり流星群を眺めようと思っていたのだが、何故かあいつも一緒に見たいと言いだして……。 ＊登場人物 ・千隼（ちはや)……先輩 …

報道ヘリの前で、日本一有名な煙突荘が炎に包まれる。家屋の主は鍵のかかった二階の自室で焼死。養子は地下室で救助され一命を取り留めた。誰もが不幸な事故と考える中、入院中の養子の元に一…

この物語りは、北陸の某県の超僻地での、狂気の村（『人喰村』）の、伝説云々の話である。 冬の多い時は、積雪４メートルにも達するこの村に、旅人が間違って入り込むと、何処からともなく…

美桜は現役の女子高生。 身分を偽り、女子大生の振りをして、デリヘルでバイトしている。 お金が欲しい。 欲しい物がいっぱい。 すべてが欲しい。 それが美桜の望み。 デリヘルの仕事帰…

判子屋が潰れない理由の記事を読んで

私の、思い出を、交えての、楳図かずお先生への追悼文です。 私の、ペンネームの由来も、理解できますよ。 是非、読んでみて下さいね。

中学教師の涌井由香里（わくいゆかり）は、１年の担任をしながら仕事に情熱を向けている日々だった。 波風立てないように、問題を起こさないように日々を進める。 そんな毎日に満足しな…

たった481文字の、心温まる小品です。是非読んでみて下さい。 読んだら、いいね！を下さりませ。☆でも構いませぬぅ～です。 何卒…何卒…。

思い違いに気づいた少女のほんわかストーリー。

儚げな美人、豆腐屋小町の身の周りで起こったふしぎな出来事。

玄瀬浩輔は元恋人・美奈穂のSNSアカウントを毎日チェックする日々を過ごしていた。ある日、高校時代の美術教師・岡崎と再会し、飲みに行くことに。岡崎の異様な行動に違和感を覚えつつも、…

書店の減少が止まらない。 なぜか？ 単純に考えて「行く必要がないから」だろう。 逆を言えば「行く理由をつくればいい」という理屈になる。 ポイントは「書店独自ブランド」の立…

噂では、1000人の人間を冥府へと送り去ったとも言われる女「藤田未兎」 そんな彼女にとあるきっかけから、恋をしてしまった男「浅黄鳥冥」 もう一度、彼女に会えたなら——たとえそれ…

私と竹内くんは、大学の美術部で一緒だった。フェルメールの好きな私と、ソロヤの好きな彼。 作風の大きく異なる彼の絵に、最初のうちは反発していたが、荒々しく力強い筆遣いに次第に魅せら…

　人探しが専門の探偵の前に現れた、一人のおどおどとした態度の女性。彼女は警察でも見つけられない、両親を殺した煽り運転の車を探し出してほしいと依頼した。 　きょうじゅさんの自主企…

青木は自分の卵巣を売るために施設へと向かっている。

県立妻川工業高等学校の学園祭「妻工祭」は、無事フィナーレを迎えた。 後片付けをしていると、驚くような知らせが…… 高野　茉由……物理教師、30歳。 九条　真也……機械科教師、2…

昨日、太陽みたいにきらきらだったきみが死んだ。 "自分が肯定できないような自分を他人に肯定してもらおうするな"って言葉が鼓膜から離れない。

ほぼ実話です。 僕が母の携帯を勝手に見たことから始まる話。

サイコパスは人の心を理解できます。感動することも、恋をすることもできます。 では、何がサイコパスをサイコパスたらしめているのでしょうか。 いいですか。決して恐怖してはいけません…

赤茶けた土を巻き上げながら、乾き切った冷たい風が吹く田舎街。 咥え煙草からの煙を風に流しながら、ブラックレザーのコートを羽織った男が歩いている。 近くの教会のスピーカーからは、神…

殺し屋が殺せない相手に出会う短編。 小説家になろうでも公開しています。 ※コレクションに続きが入っていますが一話だけでも楽しめるはずです。

私が、パチンコにのめり込んだのは、大学３年生の時だった。 　ある暑い夏の夕方、大学の下宿の駅前にある、一軒のパチンコ店があり、既に、就職が決まっていた先輩の４年生が、ドル箱、４…

バレンタインデー！ 可愛い箱に！チョコを入れて！みんなでチョコパーティー！ だけど箱がなくなった！？ どうしよう！？ KAC20243参加作品です。

星降る銀の砂漠で起こる、小さな生と死の物語

犀川 よう様「さいかわ水無月賞」参加作品。 テーマは「雨」。 どこかの誰かの眠れぬ夜を、ただ何も言わず黙って見つめる。 そんなお話しです。 少しだけセンシティブな内容を含みま…

　サクッと読めるお話をまとめました。スキマ時間に是非！

これは私が大学生時代に一人暮らしをしていたときの体験です。

昔書いたものに大幅な修正を加えたものになります。

通夜に訪れた男と、夫を亡くした妻の物語です。

社会人になって数年、突然兄から聞かされた同級生の訃報。 私はいつのまにか忘れてしまっていた、1人の少女に思いを馳せる。

雨降る夜に、身体の不調で眠れない女の子のお話です　 ※身体の不調について、人を選ぶ描写があります。ご注意下さい

核の炎で世界が焼き尽くされた後の近い未来の日本。そこで生きていた私と真宵。だけどもう、この世界には食料も水も残ってなくて。そこで二人の下した決断とは。これは、愛と悲しみの物語。

自主企画「【三題噺 #66】「グループ」「正義」「心理テスト」」の為に書きました。SFです。でも難しいこと考えずに読めます。気軽に読んでください。

Twitterの「#10文字ホラー」のタグを見て書き始めた短編集となります。 10文字でもちゃんと怖い！　を目指しますので応援よろしくお願いします！ お題提供も歓迎しております…

　24歳になる会社員、遠野悟は、うつ病のために半年間の休職を余儀なくされていた。家にこもり、変化のない生活を繰り返しているうちに彼の心労は次第に回復していくが、復職のことを考え始…

復讐刑。通称・仇討ち刑。 遺族感情を重視するべしという世論に押される形で作られた刑罰。 その内容は「遺族は加害者に何をしても許される」そして「加害者は一切の抵抗を認めない」 そ…

人間なんて悪いところばっかりだ。そんな人間と一緒に生きていくなんてごめんだ。 いつも一人で学校生活を送る僕の前に現れたのは、見た目が同じドッペルゲンガー。アイツをなんとかして、僕…

自慢の姉がおかしなことを口にするようになった。高熱で病床に臥していた姉はしきりに『人魚』と呟いていた。熱が引けても姉の狂言は治ることはなく――。

着想２０年！！！ この物語は、長編なのである。 だが、最も重要なのは、何故、かように奇妙な「人工男根」が、研究開発されたのか、なのである？ 全ての謎が、この物語の究極のテー…

担当する事になったウェブ小説作家は、 気持ち悪い異様な男だった……。 男は、自らの創作論を得意気に語る。 「趣味であれば好きに書き、好きを詰め込めばいいのですね」 「自己満足で…

大阪市内、キタと呼ばれる大都会のすぐそばに、古くからの風情を残す遠雷町はひっそりと存在する。その一角に、一軒の文具店がある。名は「いわし文具店」。 そこには様々な客が訪れる。モ…

夜遊 颯は面接を受けていた。面接官から変な質問をされる。「貴方は1週間後に死にます。会社の採用は１ヶ月後、それでも貴方は我社に勤めたいとお思いですか？」

現実と妄想が紙一重となったとき、彼女は目覚めた。 それは恐ろしくも甘美な瞬間だった。

主人公の「僕」は小学校五年生の時に家の中の何かが変わった気がした。母に暴力を振るう父、母方の余命宣告された祖父を殴り壁に穴をあける。暴力で愛を語る父、その愛は愛に成らず。どうでも…

私には大切な友人がいる。 その友人とはおもちゃの電話でしか話せなかった。会って直接お礼が言いたい。そしてこの気持ちを伝えたい。

樽いっぱいのワインにコップ一杯の汚水を入れると、それは樽いっぱいの汚水になる。

俺は『私』を守る為に産まれた。『私』が俺に気が付くことは今までなかった。俺が辛くても『私』が幸せならそれで良かった。『私』が結婚するまでは…彼女に会うまでは…

【翅を舞わせた夜は寂れても、太陽に殺されない蒐集品はまだ私を魅了している】 『過去の私』 2023.3.31 近況ノート 蒐集品、美しくも閲覧注意にて https://k…