概要
極彩色を白で塗り潰す。そして、白が消える。
私の目には音が見える。不安定な、汚い色で。
それがない世界を、私はまだ知らない。
※ちょっとだけ最後グロいです。
それがない世界を、私はまだ知らない。
※ちょっとだけ最後グロいです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!音が色になるキレイな世界で、私はひとりで壊れかけている。
音が色彩となって見える。
主人公のいるその美しい世界。
でもそこは色の奔流が苦痛になる。
そんな世界でもありました。
本作では色彩が際限なく侵入し溢れる日々と、色彩に追い立てられるような主人公の日常が描かれています。
色の描写そのものが、彼女の心の動きを語りかけるのです。
物語を読み進めるほどに、主人公の息が詰まる感覚がありありと浮かびます。
静かな語り口です。
でもそれは、読む者をも苛む叙述なのです。
いま目の前にある世界の色が正しいと誰が定めるのでしょうか。
それを正す方法はあるのでしょうか。
物語を読むうちには、幾つもの不安が過ぎります。
本作を読む方は、やがて気づくのでしょう…続きを読む