ひょんなことから伊勢神宮詣でに出かけたひとりと一匹の旅。訳あって路銀を持たない旅なれど、沿道の人情は篤く……。

秘密裏に協定を結んでいた某惑星のおかげで電力不足は解決。派遣されたお役人が魅了されたのは、畑で熟れたプチトマト。

年に一度のオープンビレッジ祭には提灯花に棲む蛍たちが笛や太鼓の大騒ぎ。山の動物やカニの父子も短い夏を楽しみます。

苦労人同士のふたりの女性が寄り添い、午後６時の開店直後の居酒屋で育まれる、だれにも知られていない秘密の友情……。

収穫間近の麦畑から舞い上がったすずめたちは、みんなお腹がぽんぽん（笑）。山頂の電線ではすずめのオバサンたちが発声練習をし、遠い都のシャッター通りの雑貨店では置物のすずめが恋の相談…

ジョーク好きなオバアサン先生は口うるさいオバサン生徒たちの人気者。さあ、みなさん、オノマトペをご一緒にどうぞ。

いつもの川原も釣り人に占拠されてしまい、仕方なく向かった音楽堂の公園でイチかバチか吹いてみると……これはこれは。

高級ブランドのセレクトショップの経営者から百円ショップの店員になったスミレの世界観・人生観は１８０度変わり……。

山の学校の給食に出された鮎のから揚げでひと騒動。校長先生の豪傑笑いで、ユウイチロウとサクラコは仲直りしました。

空の星は地の花に、地の花は空の星になるの。ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

「その栞、すてきですね」声をかけてくれた若い女性スタッフに胸キュンのガガンボ氏。片想い？　それでいいんです。

とある保育園の、大きな箱型の乳母車のギャン泣き合唱を笑顔に変えたもの。それは遠くから聞こえて来たパーカッション。

至らなかった過去への自責の念に苛まれつづける小鳥遊ハナコの前に、赤い水玉もようの傘をさした少女があらわれて……。

それまではまったく興味がなかった裂織の古書に挟まれていたのは１枚のハガキ。むかし烈しく恋した男の青い筆跡が……。

保育園で理不尽な思いをさせられたおれは、無二の親友である愛犬・ムギくんに、出来事の一部始終を話して聞かせます。

マンションの工事現場で交通整理をしている２０歳のミハル。その目の前で、買い物帰りのおばあさんがつまずいて……。

失恋から立ち直った絵里香はフランスの郷土料理・ガレットで人気を得る　Living things：生きとし生けるものがハッピーに

自分を頼りにしてくれる患者さんの心身を大切にして来た院長先生は、高齢になっても引退できません。その理由は……

黒山羊さんのジレッタイお手紙に、白山羊さんはオカンムリ。つんけんとした返事を出しました。さらにその返事には……。

盛大な神事が行われていたころ、メインの巫女舞いは地付きの娘に限られ、新参の少女は参加させてもらえなかった……。

スタッフもお客さんも鳥なので建物はなくて「そよ風カフェ」の看板ボードだけ。「季節の虫🐛モーニング」が人気です。

難聴がすすむ一方で困っている洋子おばあちゃんは、ふんわりスカートに棲むアルパカ坊やから逆転の発想を提案されます

ローカル線の終着駅から先には、タヌキのトロッコ列車が運行していて、夜通しアルプス１万尺の尾根を走っています……。

ひょっとして歴史的な重大事件がからんでいたりして……。

甲虫のように愛嬌のある機体から引き出される記憶。捨てたいけど捨てられない、半世紀の哀歓が詰まったスケジュール帳。

メダカの兄弟はかあさんメダカに、銀と青のリュックを縫ってもらいました。海への旅に出発の朝、鯉のぼりが現われ……。

どちらの花が美しいか、いつも口争いをしていましたが、その喧騒にたまりかね、２本の木の根元の踊子草が謎かけを……。

数多の檀家を抱えた古刹のお大黒さん・瑠璃子は、ある日プチ家出を決行する。着いた先は、となり町の回転ずしで……。

元ヤンキーのシニア風は、きれいに咲いているチューリップをからかってやろうと企みましたが、返って来た答えは……。

家庭では第二の主婦、クラスでは成績トップの６年生のアスカのもとに、田舎のおばあちゃんから誕生日プレゼントが……。

ウグイス、メジロ、ヒバリ、キジ、一番乗りのツバメ、生まれ立ての仔雀、モンシロチョウやミツバチ、コガネムシまでが押すな押すなの大騒ぎ。猫と犬は「welcome」犬を助けて……。

壁の時計はみんな時刻がズレていて……。

ふたりは夫婦になって、笑い声の絶えない家庭を築きました。 ご近所に慕われ、囃し歌が生まれました。あら、めでたやな！

かつて美術館で観た絵画に描かれていた場所に行ってみたい。 タクシードライバーの先駆けだった老女性のひそかな願い。

隣接する広大な市営公園はいまやラベンダーの花盛り。 ある日、懐かしい感じの若い男性が老女性画家を訪ねて来て……。

コロナ退散の祈りをこめて、角川武蔵野ミュージアムの巨大な外壁で雄々しく翼を広げているトンビは、満月の夜……。

無口な店主の秘密、それは真夜中の……。

法律事務所の風見馬＆風見犬さんが信号を送ってくれるの。

角川武蔵野ミュージアムでその名を冠した庭園＆代表句（ロダンの首泰山木の花得たり）の句碑に遭遇した美知子は……。

動物小学校の子どもたちにキツネのヨウコ先生がかけた魔法は？ だれもがみんな大得意を持っていることを忘れないで。

今日は久しぶりのお花見風景をライブしちゃいま～す。 何気に体験的レキジョっぷりも披露しちゃうかもよ……。（笑）

御年８８歳を迎えるカメコさんの体力年齢は、なんと４０代！ 日々のトレーニングのおかげだが、その過去には悲恋が……。

節約家にしては奮発した腕時計は後半生の羅針盤　　　　　　　 １０年後、秒針は正確な時を刻んでいるだろうか

銀幕のスターに魅せられ、仕事ひと筋でここまで来たけれど。 時代の波に洗われて閉業し、シニアになって初めて恋をした。

珍しい漢字が運を呼びこむ。

『本日、ありません。』の姉妹編 https://kakuyomu.jp/works/1177354054917243496/episodes/11773540549172442…

企業戦士の夢から醒め、高校時代の文芸部の世界に回帰する。

「水まわり１１０番」の依頼先の書棚に大切にされていたのは、現役時代のアヤメが編集に携わった入魂の戦争絵本……。

桜材を使ったギターはこうして生まれたのです。　＊カクヨムWeb小説短編賞2021の中間選考に拙作3点を採っていただきました。

モモンガの甥っ子からのお土産の水彩ペンで絵手紙を認めます　　　　　　　 白やぎさんから　お手紙　ついた　アソレソ～レ　♪　　　　 黒やぎさんたら　読まずに　食べた　アソレソレ　♬

ひとりだけ離れて写っている長子の自分

おばあさん店主の話し相手は山の動物たち　全16話

湯船で松山千春さんを聴きながら、行く末の在り方を思う。

地域文化の殿堂たる書店を、ひとりで守って来た女性の半生。あはれみは　むようにて　そろ　ふゆのくさ＊カクヨムWeb小説短編賞2021の中間選考に拙作3点を採っていただきました。

出会ったのは心やさしいオーナーと馬主の女性。全３話。

バス停前の雪道に落ちていたものは……。 ＊カクヨムWeb小説短編賞2021の中間選考に拙作3点を採っていただきました。

かあさんを待つ兄妹に天使が降りて来て……

長い自粛生活でリアル社会とネット社会の交流を見直していたカナに、馴染みのカフェからカラオケ大会の案内が……。

重篤な偏頭痛持ちで嘔吐を繰り返すために、超難関を合格した国家資格を活かせずにいる妻。保護犬と3人家族の10年目……。

「こんなぼくで、ごめんね、かあさん」

霜の夜、空に昇って六連星に…… 桃虎さんの自主企画「可愛い鈍感ヒロインが登場する物語」の参加作品としては、かなり異色になってしまっていますが、年齢的に恋はアレなので(笑)どうも…

高校卒業から一度も逢っていなくても、ふたりは親友だった。 とつぜん彼女を失ったわたしに二度と親友はできないだろう。 全２話。

ミツバチのフックンは、花蜜をたくさん提供できない小さな花たちにも公平にやさしい。 そこへ旅まわりの大ミツバチのジョージがやって来て、集団は内側から破壊されていく。全３話。

ママがいないので、いっせいに指しゃぶり

いまはたくさんの思い出に囲まれて……

奥多摩のお百姓家にマスコミが押しかけて……

３年後、玲子は諸先輩への遠慮をやめることに……

ザリガニ王国の王女＆王太子は命からがら……

虫歯を治してもらったお礼に、満月の夜、お寺の庭で、親子でタップダンスを披露します。

子どもの頃からずっと、スミレは故郷を出たいと思っていた。 それは、ひとりで育ててくれた母親を置き去りにすることだ。

ヒトはヒトだけで生きていると思いがちだが、水の星に住まわせてもらっている１種に過ぎない。 いまこの瞬間にも、数多の生きものが、それぞれの生命を精いっぱい輝かせているのだ。 参考…

「おじいちゃん。あのオオカミはどうしてひとりぼっちでいるの？　家族はいないの？　とうさんやかあさん、おじいちゃんやおばあちゃん、にいさんやねえさん、弟や妹たちはどこにいるの？」 …

主演女優の遺骸が記者会見場のグランドピアノの下から発見され……映画監督、主演男優、興行主、プロデューサー、ＡＤ、広告代理店、原作本の版元、著者 etc 多数の関係者の秘された過去…

子守歌・秋のささやき・涙そうそう……

引っ込み思案の藍子を救ってくれたのは……

社長でなくなったおれは弱気に。 女房はオトコマエを発揮し……

見えすぎる辛さをご存知かしら？

おばあさんが待っているのは……

動物学校のイノベーション

ひたすら文章を書きつづけるワケ

孤独なたましいの恋は、いま始まったばかり

フロアに落ちていた古い紙片は……

会計事務所と警察署に保護された犬

タローを先頭に朝の挨拶にやって来る

最初は３００ｍ（笑）　 ２年後ハーフに出場

新宿西口・牛丼屋の大盛り紅ショウガとナナハン

おうち派だったわたしは、羨ましがられる存在に……

半世紀前の喫茶店を訪ねる

得意の廻し蹴り、一発お見舞い申し上げます！🐂

だれが入るの、こんなとこ？　でも、いるんですよね～、戦国のお客さん。 戦と疫病に泣いた地域住民の怨念が、いまもゆらゆらと立ち上って……。 /

どうしてもいま書かずにいられない感謝の詩。

老人施設に入所しているトウコの、だれも知らない秘密。 「カクヨムWeb小説短編賞2020」中間選考突破作品。

はるばる遠いシベリアから、父さん母さん、お姉ちゃんと旅をして来た白鳥のぼうやは、降り立った日本の湖が大好きになりました。渡りや留鳥の水鳥たちと仲よく遊びながら、ときどきこっそりと…

ホタルの曽祖父のカズオは、東京の下町で小さなメッキ工場を経営していた。 命より大事にしてきた事業を孫にゆずると、カズオの身体は一気にくずれた。 病床で最期のときを待っているカズオ…

新幹線駅の開業でにわか成金になった農家、一部上場精密機械工場の役社員、中小零細企業の従業員、諸外国から働きに来ている人たち……現代日本社会の縮図のような家庭の生徒が寄せ集められた…

仕舞屋のガラス戸の「本日、ありません。」とは？！

先細りの業界に見切りをつけ、創業４５年の「はたなか布店」を閉業した畑中浩一郎（６８歳）。 新たな生き甲斐を求め、眼前に次々に屹立する壁をひとつずつ乗り越えて到達した地点は……。 …

ひとり親とふたりの娘、１匹の黒犬（ミックス）と家族に流れた濃密な16年……。新雪に興奮して冒険の旅へ。危うく映画デビューさせられそうに。極寒のバレンタインデーの夜、自ら警察署に保…

【KADOKAWA文芸編集部が選ぶレビューはどれだ！？】「カクヨム文芸部の本棚をつくろうキャンペーン・現代ドラマ部門」に籠り虚院蝉さんのレビューが採用され、拙作とともに「カクヨム…