その風見鶏は、犬と馬が透かし彫りされている。そして修理に入った家で、偶然見つけた戦争絵本。太平洋戦争…それがどんなに悲惨であったのかを思い出させてくれました。語る祖父母もいなくなり犠牲は人だけでなかった事をどうか忘れないで。けして重苦しい話ではありません。是非とも読んで下さい!あなたは何を感じ取りますか?
風見馬&犬は、風になった友が、迷わず家に帰って来るための道標でしょうか? それとも風になった彼らに、楽しんでもらう玩具でしょうか? 風が、変わるたびに、キシキシ鳴る音は、彼らが、ただいまと、言っているのでしょうか? それとも飼い主のおかえり? 悲しみ? さみしさ? もしかすると絶望。 とてもさりげない物語。 でも、大きな悲しみが、隠れています。 このお話をぜひ読んで下さい。 優しく信頼の目を向けてくれる、大切な友のために。 彼らをを失う愚かな事が、再び起きない様に。
主人公(作者?)の心象と彼女が住む町の風景がさりげなく一体化し、彼女が大切にしていた物語がその風景によって蘇る。冬りんごは何のメタファーであろうか。爽やかな読後感をもたらす小品です。皆さま、どうぞお読みください。
仕事で訪れた家にあったのは、戦争の悲劇を綴った絵本だった。目にした絵本について深く言及しないからこそ、心の中に広がる気持ちを味わえます。日々の暮らしと仕事。裕福ではないかもしれないけど、そんな生活の良さが伝わる、とても魅力的な表現が詰まったお話です。