主人公(作者?)の心象と彼女が住む町の風景がさりげなく一体化し、彼女が大切にしていた物語がその風景によって蘇る。冬りんごは何のメタファーであろうか。爽やかな読後感をもたらす小品です。皆さま、どうぞお読みください。
第9回新潟日報文学賞受賞(本名で受賞), 第34回北日本文学賞宮本輝選奨受賞(本名で受賞), 第20回ゆきのまち幻想文学賞入賞(筆名で受賞), 第27回ゆきの…
その風見鶏は、犬と馬が透かし彫りされている。そして修理に入った家で、偶然見つけた戦争絵本。太平洋戦争…それがどんなに悲惨であったのかを思い出させてくれました。語る祖父母もいなくなり犠牲は人だけでな…続きを読む
風見馬&犬は、風になった友が、迷わず家に帰って来るための道標でしょうか? それとも風になった彼らに、楽しんでもらう玩具でしょうか? 風が、変わるたびに、キシキシ鳴る音は、彼らが、ただいまと、…続きを読む
仕事で訪れた家にあったのは、戦争の悲劇を綴った絵本だった。目にした絵本について深く言及しないからこそ、心の中に広がる気持ちを味わえます。日々の暮らしと仕事。裕福ではないかもしれないけど、…続きを読む
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