心地よいリズムの語りと台詞。そんな軽やかな言葉たちの中に散りばめられた美的な要素。ファンタジーと現代がシームレスに結びつき、現代を映す鏡のように機能しているのが面白い。 属性が違くとも、そこに生きているということは、等しく同じということなのかもしれない。植物も人間も、生きている以上、そこに歴史があるのだから。 祭りや巫女舞い、花火といった催しを通じ、それぞれの視線や思いが語られていく。日常的で、幻想的で、社会的で。様々な刹那の感情を、とても素敵な形で掬いあげている作品。
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