わたしは80年代生まれですが、この時期の音楽やドラマや、作家さんが好きなので、非常に楽しく拝見しました。まるで松田優作の『探偵物語』の登場人物のような浅草リリー、安保世代の若者たちが集まる下町のアングラなエキゾチックさの象徴のようです。スカイツリーがそびえたち、LEDライトのコンビニエントな光が街を照らし、山手線の改札をスマホを片手に今時の若者たちが通りすぎていくような東京でもまだどこかで、リリーは生きている…。流れた時の重みを感じました。