概要
“たまたま”の集団が二年A組!
新幹線駅の開業でにわか成金になった農家、一部上場精密機械工場の役社員、中小零細企業の従業員、諸外国から働きに来ている人たち……現代日本社会の縮図のような家庭の生徒が寄せ集められた二年A組が、メキシコ移民の血を引くエリサの呼びかけでひとつになる。
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- ★★★ Excellent!!!クラスをまとめるエリサの発言に注目!
中学校は、同じ地区というだけで同じ年の生徒が集まってくるわけで、でも、経済的格差もですが、生徒生徒にはそれぞれ別の背景があって、そんな生徒をまとめるというのは本当に大変だろうなと教員の方の苦労を思います。
それは中学校という場に留まらず、世界がまさにそうなんですよね。
エリサの話には説得力があり、なるほどと思わされました。
それはエリサの話が進んでいくうちに他の生徒たちの反応が変わっていくことでよく分かります。
こんな風に考えて説得できる誰かが、身近にも、そして世界の至る所にもいればいいなと思わずにはいられません。
一つになったクラスが歌う異国の言葉の「El Cóndor Pas…続きを読む