上田　直巳

古代中国のような世界に来た鈴音は神殿で保護される事に。そこで出会った小学生くらいの男の子は夏雲（シアユン）と言い何だかとっても偉そう。共に過ごした時間は僅かながら大切な思い出とし…

フルダイブの仮想空間を希求する人は、 たくさんの人生を歩みたいだけ？ 現実逃避をしたいだけ？ 様々なifを味わいたいだけ？ いずれにせよそこは理想郷。戻れなくなるかもしれません。…

中学三年生の菜々子は、毎年テレビで放送される『カルガモ親子のお引っ越し』特集が大嫌いだ。 でも、何故こんなに嫌いなのか、見ていてモヤモヤするのか、自分でも分からなかった。 そんな…

※この手紙はフィクションです。 “どうか、先生や私のことは詮索しないでくださいまし。まして、奥さまのお名前など……　忘れてしまいましたわ。” ・・・・・・・・・・・・・・・ 『あ…

－短編（読了時間 約５分）－　 ある大富豪が自己満足で、全身ダイヤでできた１メートルもの人形を作らせました。 心を持った精妙なその人形は、『ダイヤモンドマン』と名づけられ、 大…

꧁ 『刺鳥刺』v×s『金朱の鷺』の奇恋譚 ꧂ 江戸時代中期、享保四年(1719)。 八代将軍 : 徳川吉宗の享保の改革により、生類憐みの令で絶えていた『鷹狩り』が蘇った、…

現在更新中の作品【デュアル・カラード】より抜粋したエピソードを短編として投稿します。 色の戦争。 その初期に紡がれた人と怪物の物語。 理解できないものを理解すること、受け…

草原で繰り広げられる、アリとサイとひまわりたちの壮大な冒険ファンタジー。どんな困難も一緒に乗り越えることで、草原に再び平和が訪れることを信じて、心温まる冒険が展開します。

落武者の青年は、二人の童を助けたことがきっかけで、山奥で暮らす心優しい山姥と出会う。辛いのを辛抱して、人を想い、行動を起こすと花を咲かせるいう幸花の存在を知った。

電車内で知らない人のイヤホン接続画面が出てきてしまったこと、ありませんか？

主人公・荻坂実紘（おぎさか みひろ）は、流行りの「異世界召喚」で異世界に連れてこられてしまう。 そこに現れた「手紙の精」が言うには、実紘こそ世界を越えた手紙の往復を可能とする、特…

青色にもいろいろ種類がある。感受性を閉じてしまった後の話。

イルカって集団になっていじめをすることがあるそうです。何らかのストレスや不満があるとき、小型のイルカなどに噛みついたりすることで、ストレスを解消しようとするそうです。 私はその…

バラ、あさがお、アネモネ、アガパンサス。 この世には数えきれないほどの植物があります。 このお話は、美しい植物たちのとりことなった16歳の少年のお話です。

私、トリだったんですよ。 KAC20246参加。エッセイです。

夏はとても暑く、冬はとても寒い不思議な気候の村には氷の子と呼ばれるこどもがいました。 これはその氷の子と村の人達についてのものがたり。

　妹は昔、肺炎をこじらせて死んだ。 　兄である私は、彼女からの願いを引き受け続けている。 　それは彼女の笑顔とは裏腹に、酷な願いだった。 　昔の作品です。短編集にあったものを一…

とある高校のとある教室でバニラとチョコミント味のアイスクリームが殺された。 どうしてふたりのアイスクリームは殺されてしまったのか？

パリに住む16歳の高校生カリムは、区立音楽院のピアノ科に通っている。プロの音楽家に憧れながらも、アラブ系移民の息子という立場に引け目を感じていた。そんな時、チェリストである友人の…

心に闇を抱える3人の高校生の少年少女が、各々別の世界線で何とか希望を見出し、未来へと突き進んでいくストーリーです。 全て元のテーマは同じですが、それでも各自の描くストーリーは全然…

〈一行あらすじ〉 お腹が空いたのでトマト（意味深）を求めて戦うお話です！ 「面白い」や「良かった」と思ってくださりましたら、 ぜひともフォロー、♡や☆もよろしくです！ その一つ…

今年が最後のコンクールの葵。しかしソロの座を後輩奈々に取られてしまう。分かっていた結果だったが複雑な気持ちを抱える葵に不思議なことが起こって！？ 青春とほんの少しファンタジーです。

自主企画に寄せて書きました。 ・草森ゆき様　『死別ブロマンスを書いてほしいリターンズ』 https://kakuyomu.jp/user_events/168180930784…

昨日と同じような一日を、今日も生きる僕に生きてる意味なんかあるのだろうか。 変わり映えのしない毎日に、人生に、響は嫌気が差していた。ある日、いつものように憂鬱とした気持ちでホーム…

ひふみさんは曾祖母の体験からウクライナの安寧を思います。

親友の菜々子は一緒に写真を撮るとき一歩下がる。 ただでさえデカいわたしの顔がさらにデカくなるんですけど？　責任取れや。

「自分を引っ張ってくれるような存在があればなぁ」 　久我紬希（くが　つむぎ）は、自分と外の世界とを繋ぐための何かを求めていた。 　そんな彼女は登校中、「魔法少女」を目撃する。 　…

　お金の無かった学生時代。 　僕の楽しみは、週に１度の喫茶店通い。 　その喫茶店には、角砂糖の魔法が恋を応援すると、学生の間で伝えられていました。

とっくにオープンな世界で日本だけマスクは恥ずかしい、国際的な会議に間に合うように……インフルと同じ５類に移行すると。

阪神淡路大震災から２８年目。明け方の西空にきれいな二等辺三角形をつくる月＆ふたつの星たちに、宇宙と地球の安寧を祈る。

アメリカのUnited Onion社が開発した、人から人（もの）へ、目で見てわかる形で愛を伝えられる「愛情チャージャー」。彼女は僕が夜にたくさん送った愛を、いつも翌朝、シナモンに…

※この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。 東京のITベンチャーを適応障害で辞めた二十六歳の氷見修二。 実家のある富山に帰ってきた彼は、生活費と社会復…

　ヴァンドール王国の王都アズールの下町通りにある小さな魔法石店。 　ここの女主人、リリアは国一番の魔法石鑑定士と評判だ。 　相棒のレギウスと一緒に、今日も持ち込まれた曰くつき魔法…

　魔王ヨルケス・ブーゲンビリアは絶賛片想い中だ。 　相手の女性の名はユーナ・ステラレコード、神に選ばれし勇者である。 　──二人の出会いは、幼き頃に遡る。 　魔族と人族の戦…

※　このお話はフィクションです。 京都の町家の宿に、缶詰になりに宿泊した男性の、１泊２日のまったりした日常のお話です。京都の日常、商店街がお好きな方に、お読みいただけると嬉しいで…

私は姉に会いたかっただけ。 もう一度。 そんな冬のクリスマスの時に……。 一人の優しい青年との星降る夜の不思議なラブストーリー。

須賀原家の三人姉妹。今日も今日とてまったり過ごしています。

わたしは四歳のときは母のために、十歳のときは恩人のために命を捧げられた。 わたしの意思など関係なく、彼らの命を守るための道具として勝手に命を捧げられた。 人を信じられなくなったわ…

フィボナッチの兄弟に── 自分と同じ罪を背負った兄弟達に──

　今より遥か先、遠い未来──。人類の進歩が更なる次元に到達しようとする時、ある一つの書物が発掘される。 　それはあまりの衝撃で人々の歩みを止めてしまうほどの代物だった──！

ここはオルゴール専門修理店。毎日誰かが壊れたオルゴールを持って訪れる。今日のお客はどんな人だろうか

超短絡思考は極められた！

性別や年齢が特定されないように気をつけて書きました。 誰を思い浮かべるかは読んだ人の自由です。 オープンワールドです。

「いきなりすみません、綿津見コウさんですか？」 ひらひらとした服に、カラーコンタクトみたいに鮮やかな緑色の眼、緑がかった髪の男が立っていた。洗濯物を背景に。 「申し遅れました。ど…

いずこかの剣と魔法の異世界――とある小国の物語。 一国の王女と、彼女を守る女騎士の秘密が、白日の下にさらされた。 誰が密告したのかもわからぬまま、女騎士は罰として猫になる呪いをか…

7,000文字強の短編ですので〈あらすじ〉っていうほどでもないというか、登場人物の名前は覚える必要もないんじゃないかな。でも一応序破急３話構成なので１話を読んで合わないなぁと思っ…

晴れの日が嫌いな私は生活でも仕事でも冴えないことばかり。仕事に疲れて酒に溺れた私は、翌朝スマホに届いた通知を見て慌てて家を飛び出す。外の天気も気にせずに。 この作品は私のTw…

大みそかの夜、帰宅した主人公が出くわしたのは酒盛りしている三人の爺さんでした。彼らがもたらしたのは…… 笠地蔵系の昔話で、大みそかの夜、訪問者に請われて体を叩くと贈り物に姿を変え…