身長1メートルのダイヤモンドマンは、何をされても怒らず、笑わず、泣かず、人と自然に従うことしかできません。だから人々は自分が望むようにやりたい放題。ダイヤモンドマンの数奇な運命に、人の身勝手さが描き出される珠玉の一編です。
ダイヤモンドでできたダイヤモンドマンを巡る人々のお話です。読んでいると、人間って欲深くて醜い生き物だよなと思えます。そこが面白い作品です。
すごい不思議な話です。 身長一メートルのダイヤモンドの人形、ダイヤモンドマン。 金額的に凄いと思うんですけれど、そんなに大きいと却って価値があるのか不明です。そして、彼を扱う人間たちの泥臭さ。感情のあるダイヤモンドマンの視点で語られる人間たちが、逆に不思議な存在に見えるのが、なんとも不思議。
ダイヤモンドマンの人?生。最後に大富豪に買われてまた幸せになるのかなぁ~と思ったら、最後の最後に盗まれるというどんでん返し!思わず二度見してしまいました。狐につままれた気分ですが、とっても面白かったので星3です。
ダイヤモンドマン自身はなんら悪くない。むしろ人間より人間らしくすらある。かかわる人間の本性が剥き出しになっていくのが面白い。 詳細本作。