概要
マンション四階のベランダに、神サマが苦情を言いに来た。
「いきなりすみません、綿津見コウさんですか?」
ひらひらとした服に、カラーコンタクトみたいに鮮やかな緑色の眼、緑がかった髪の男が立っていた。洗濯物を背景に。
「申し遅れました。どうも、いわゆる神に類するものです」
自宅。マンション。四階のベランダ。コスプレ・不法侵入者・うんぬんかんぬん・それ以前に――
なんで私のペンネーム知ってるんですか!!!
ひらひらとした服に、カラーコンタクトみたいに鮮やかな緑色の眼、緑がかった髪の男が立っていた。洗濯物を背景に。
「申し遅れました。どうも、いわゆる神に類するものです」
自宅。マンション。四階のベランダ。コスプレ・不法侵入者・うんぬんかんぬん・それ以前に――
なんで私のペンネーム知ってるんですか!!!
ゆるくたのしく執筆した作品を楽しんでいただければ幸いです〜!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!土曜の昼下がり、突如現れた神様からの苦情とは?
突然現れた神様が、とある苦情を告げる――何故か私のペンネームで名前を呼んで。
冒頭のこの設定からして、大変に面白かったんですが、やっぱり読んでみても面白かったです。ポイントは、土曜の昼下がりというところかな、と。
神様と私の軽妙な会話も素晴らしいんですが、なんというか、二人の会話のなかに、土曜の昼下がりの空気(ちょっと浮足立っていて、日常と非日常の間にあるような空気)が滲んでいて、それがもう、ものすごくいいんですよね…。
私こと、コウの切れ味抜群のツッコミも大変に面白かったです~!
神様にとっては深刻な、でもちょっぴりほのぼのしてしまうような苦情の内容と事のてん末。ぜひぜひ、皆様も見届…続きを読む