夏野けい／笹原千波

  • 現代ドラマ
  • 現代ファンタジー
ginkgoBiloba_N
16作品

単発掌編（5,000字未満）

五千字未満の掌編です。
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作者のおすすめ順
#1

朽木の春／
夏野けい／笹原千波

取り残されたわたしは、ただ記録を続けていました。 誰もいない世界でも、花は変わらず咲きます。 偽教授孤独杯（https://kakuyomu.jp/user_events/1…
  • ★29
  • SF
  • 完結済 1話
  • 1,602文字
  • 更新
観る者なき花を記録して、再び他者に出会うまで。
夏野けい／笹原千波
答えが出ないのが答え
きつねのなにか
#2

雪に満月／
夏野けい／笹原千波

都会の雪と、雲間の満月。私は不思議な「ひとりと一匹」に出会った。
雪で電車が止まって、歩いて帰った晩のこと。少女は月より来たという。
夏野けい／笹原千波
#3

夜を歩く／
夏野けい／笹原千波

恋人に呼び出されて住宅街を散歩する、それだけ。 不安定で鮮やかで、ほんのり色っぽい夏のお話です。 ※夜のカクヨム甲子園参加用作品
彼女と夜の散歩を
夏野けい／笹原千波
瑞々しく匂い立つ甘さ
若生竜夜
#4

水深1.2Mの保健室／
夏野けい／笹原千波

窓際のベッドは私の指定席。 教室にいると息ができなくて、いつもここに逃げてしまう。 【きつねのなにかさん主催の青春短編企画用への書き下ろしです】 https://kakuyom…
教室にいると溺れてしまいそうで
夏野けい／笹原千波
変温動物
マスケッター
#5

ポスト・コロナの十七歳／
夏野けい／笹原千波

ウイルスの世界的流行。封じ込めも撲滅も失敗したのに、私たちはまだ生きている。 これは日記。敗北も勝利もなかったかわりに、ちょっとした不自由を許している私たちの話。 【掌編募集】…
百年後歴史のなかの数行におさまるだろうpandemicも
夏野けい／笹原千波
一か月後の未来で、答え合わせをしよう。
ハルカ
#6

それでも魔女は毒を飲む／
夏野けい／笹原千波

現代の魔女にさしたる力はない。空も飛べないし命も永くない。 人には見えない魔のものとの戦闘を、雇われて行うだけだ。 娘が魔女にならないことをわたしは喜んだ。やがて訪れる運命を知…
  • 残酷描写有り
娘に魔女の血が現れなかったことを、呪う日が来ようとは。
夏野けい／笹原千波
それでも人は、愛する者のために
きつねのなにか
#7

魔女の隠れ里／
夏野けい／笹原千波

山の深くに、魔女の隠れ住む地があるという。 聖願心理さんご企画の『聖願心理の魔女魔女☆選手権』のための書き下ろし掌編です。
そう、私たちの負けよ。
夏野けい／笹原千波
滅びゆく魔女たちの運命を掌編の中に描ききった佳作
一田和樹
#8

妻と記憶は五メートル先で待っている／
夏野けい／笹原千波

僕の記憶は二十五歳の夏で止まっている。いわゆる前向性健忘というやつらしい。 事故で損なわれた脳味噌は十時間より長くものを覚えていてくれない。 僕は覚えていない。家の場所も、昨日や…
  • ★88
  • SF
  • 完結済 1話
  • 1,909文字
  • 更新
僕の脳味噌は妻の存在すら記憶できない。
夏野けい／笹原千波
5mに刻まれたもの
緋那真意
#9

終焉によせて／
夏野けい／笹原千波

ヒトの一個体と、わたしたちとの邂逅。ひとりの集合である彼ら。ひとつのわたしたちの一部であるわたし。ふたつの生きものはこんなに違う。 第二回こむら川小説大賞参加作品（https:…
  • ★65
  • SF
  • 完結済 1話
  • 3,326文字
  • 更新
わたしたちは単純に彼を記録しようとしたに過ぎない
夏野けい／笹原千波
地球の終わりの小さなドラマと、それを眺める無機質な瞳
和田島イサキ
#10

仔羊たちの血肉／
夏野けい／笹原千波

世間はついに、他の命を消費することを否定した。はたして人間は「食べる」ということの罪を消し去ることができるのか。 書物を読めさえすればよかった男と、とある若い女の邂逅。 ＊謝辞…
  • ★35
  • SF
  • 完結済 1話
  • 1,500文字
  • 更新
俺はただ俺のために、彼女は隣人たちのために、己が身を贄とする。
夏野けい／笹原千波
人とは、そして愛とは
小欅 サムエ
#11

眠りの果て／
夏野けい／笹原千波

姿なき声は言った。この姫を救うのはあなたの定めだ、と。 偽教授美顔杯参加作品（https://kakuyomu.jp/user_events/11773540548950900…
  • 性描写有り
口づけを落とせば姫は目覚め、あなたのものになるでしょう。
夏野けい／笹原千波
#12

東十条さんはアカウントを持っていない／
夏野けい／笹原千波

僕は目撃してしまった。彼女が学校のパソコンで僕の小説を読んでいるところを。 ［@kuronekoya様企画【X'mas2016】参加作品］
すべてのユーザーさんとすべての作品に素敵な出会いがありますように
夏野けい／笹原千波
カクヨム男子のロマンでんがな！
てるま＠五分で読書発売中
#13

マシュマロ入りココアをもういちど／
夏野けい／笹原千波

十七歳、顔も知らない大人に会いに行った。その人はココア一杯を飲むあいだだけ話をきいてくれて、はたちになってもまた会いたかったらおいで、と言った。 二十歳、わたしはその人にたどりつ…
再会の約束なんて、忘れてしまったのでしょう？
夏野けい／笹原千波
救われたのは、どちらだろうか
南雲　皋
#14

もう水族館なんて行かない／
夏野けい／笹原千波

彼に連れられて真夜中の海へ行く。 自主企画『三題噺はお好きですか？』参加用作品
「海」「魂」「海月」による掌編
夏野けい／笹原千波
うん、行かなくていい
如月芳美
#15

『此岸のたましい』#リプで来た要素を全部詰め込んだ小説を書く／
夏野けい／笹原千波

タグにある要素を使った短編です。
  • 残酷描写有り
「記者さん、あなた。会いたい人がいらっしゃるのね？」
夏野けい／笹原千波
蛇の皮膚は乾いているのに濡れて見える。淡々とした語り口の昏く淫靡な掌編
一田和樹
#16

さよならが言えてしまう／
夏野けい／笹原千波

果てしなく青い水面の広がる世界、仮の肉体と機械仕掛けの意識で構成された友人に会いにいく。 どこまでが彼女で、どこからが機械による模倣なのか。生と死のあわいを漂う短いお話。
  • ★79
  • SF
  • 完結済 1話
  • 4,000文字
  • 更新
璃湖の意識のほとんどは、機械のはたらきによって実現している。
夏野けい／笹原千波
「世界」は何人にも侵されない。だから別れることは、辛く悲しい。
紗水あうら