東十条さんはアカウントを持っていない

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（181文字）

目が覚めました！

我々が欲していたのは……

PVでも★でも無く
東十条さんだったんですねっ！！

彼女も作らず毎日カクヨムにしこしこ小説投稿している男子はこれを読んで爆発しよう！！もしかしたら君にもこんな明日が待っているかも……！？
いや、俺は無いな

規模の小さなカクヨムでは天文学的な確率と言いますか、青春の二人の奇跡という
方向から言うとおかしな話ですが
まずはお読みになってください

文から主人公の凡な感じが伝わりますし、何より読みやすかったです
オチの金平糖はかわいいですね

創作活動がリアルバレして女の子と仲良くなるという何でもない話なのだけれど、最後の金平糖がよかった。でも実際にリアルバレしたら血の気が引きそうだ。

　知り合いや、近くにいる人がもし自分の小説の話をしていたら……なんて妄想をしたことがありませんか？

　この小説はそんな状況をボーイミーツガールで表現してくれたなんともラブリーな作品。

　そしてレビューの★にちなんだプレゼント。アカウントがないからレビューできないヒロインが応援する気持ちをなんとかカタチにしようと金平糖を渡すシーンは、短編でありながらもしっかりと設定を練られておりとても素晴らしいです。

　他作品もぜひ読ませて頂きたいです。

　カクヨム作者のためのお話のようです。
　こんな偶然、あったら嬉しいですね。そして何より嬉しいプレゼントは……。

　

始まったばかりの淡い恋。
小説投稿サイト『カクヨム』が同級生の二人を繋げたお話です♡

深窓の令嬢と噂の高い彼女、東十条さんは厳格な両親の方針によりカクヨムのアカウントを持っていません。

そんな彼女が自分の小説を読んでいたことを偶然知ることになった角田くんは、思わず彼女にその作者が自分であるとカミングアウトしてしまうのです──。

その偶然がなければ、そしてカクヨムがなければ、言葉を交わすこともないほど距離の遠かった二人。
すぐには距離を縮められなくても、小説を通して彼女と繋がりを持ち続けようとする角田くんと、彼の小説のファンであり可愛らしい星のプレゼントで彼を応援する東十条さんが微笑まし…続きを読む